ニューヨーク市が歩行者空間確保のため市内道路の最長100マイルで自動車を通行禁止へ 公園内部や隣接区域が中心
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- ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長が、市内の道路のうち少なくとも40マイル(約64km)で、来月いっぱい自動車の通行を禁止する方針を表明。外出自粛令(stay-at-home order)の発令中に、最大約100マイル(約160km)程度まで拡張することを目指している。
- 方針は、今後夏が近づくにつれて自宅にとどまりづらくなる市民が増えることを見据え、道路を運動のためのオープンスペースとして提供し、公園が混雑することを避けるのがねらい。対象は、公園内にあるか隣接している道路のほか、新型コロナウイルスの感染状況が特にひどかった地区(neighborhood)の道路が中心となる予定。
- 一部道路での自動車通行禁止化をかねてから主張してきたニューヨーク市議会のコーリー・ジョンソン議長によれば、目標となる100マイルのおおよその内訳は以下を予定しているほか、最長2.5マイル(約4km)で歩道の拡張を検討している。
- 公園内もしくは隣接している道路・・・最長60マイル(約96km)
- ニューヨーク市警の警察管区との調整で指定・・・最長20マイル(約32km)
- 地区の協議会やBID(ビジネス・インプルーブメント・ディストリクト)が管理する道路・・・最長10マイル(約16km)
- 自転車専用道路(protected bike lane)の歩行者空間化・・・最長10マイル(約16km)
The @NYCCouncil is thrilled our calls for open streets have been answered and looks forward to working with the administration to give New Yorkers the space they need to socially distance properly. 1/2
— NYC Council Speaker Corey Johnson (@NYCSpeakerCoJo) April 27, 2020
詳細
NYC to close up to 100 miles of streets during coronavirus outbreak: Mayor de Blasio
2020/04/27/nydailynews