今日のニュースレター|9.7『まちを変える都市型農園』刊行記念イベント|都市の農をデザインする ほか

***学芸出版社からお知らせです***
9月の新刊情報をお届けします!注目の「都市型農園」「ウォーカブルシティ」ときて、「学芸からファッション?!」と驚かれる方もいるかもしれませんね。企画の幅はどんどん広がっているので、今後も楽しみにしていてください◎(編集F)

新保奈穂美×南部良太「都市の農をデザインする」――『まちを変える都市型農園』刊行記念イベントシリーズ(2022/9/7 東京,オンライン)

※このイベントの主催者:学芸出版社/特別協賛:東京農村

郊外の耕作放棄地、都市公園の一角、商業施設の屋上、団地の敷地――。
まちのスキマに点在する未活用空間に、都市住民の手による農園が増えています。

都市での暮らしを豊かにするだけでなく、空き地の利活用、コミュニティの再生、都市の緑化、環境教育や食育などさまざまな課題解決に貢献できる、そんな「都市型農園」の可能性を、もっと探りたい!

このイベントシリーズは、そんな思いのもと、新刊『まちを変える都市型農園』著者の新保奈穂美さん(兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科講師、兼、兵庫県立淡路景観園芸学校景観園芸専門員)をホストに迎えて開催します。

今回は、一般社団法人MURA代表理事で、農業デザイナーとして活躍する南部良太さんをゲストにお迎えし、「都市の農をデザインする」をテーマにディスカッションします。

いま都市に農が求められる理由とは?
どういう人たちが農的活動にかかわろうとしているのか?
かかわる人をどう巻き込んでいけばよいのか?
そのための仕組みづくりやデザインの工夫は?
など、さまざまな角度から深掘りできればと考えています。

当日、リアル会場では東京産の野菜やお肉(豚)を使用した軽食等もご用意いたします。
ぜひご参加ください。

開催概要

参加費・お申込み

ご確認ください
  • 書籍『まちを変える都市型農園』は定価2,640円(税込)です。
  • リアル参加の方へ:
    • 軽食・飲み物が付きます。食材等準備の都合上、9/3(土)以降のキャンセルはご返金いたしません。ご了承ください。9/2(金)までは、オンライン参加に切り替えていただくことは可能です。お問い合わせください。
    • 書籍もお申込みの方には、当日会場でお渡しいたします。
    • 新型コロナウイルス感染防止対策として、各自でもマスク着用・手指消毒などへのご協力をお願い申し上げます。
  • オンライン参加の方へ:
    • 発送の都合上、書籍もお申込みの場合、キャンセルは不可とさせていただきます。9/1(木)までの受付分は当日まで、9/2(金)以降の受付分は当日以降のお届けとなります。ご了承ください。
ご案内

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出演者プロフィール

新保 奈穂美(シンポ・ナオミ)

兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科講師、兼、兵庫県立淡路景観園芸学校景観園芸専門員。東京大学農学部環境資源科学課程緑地生物学専修卒業。東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻修士課程、同博士課程修了。博士(環境学)。筑波大学生命環境系助教を経て、2021年4月より現職。2021年8月より東北大学大学院国際文化研究科特任講師も務める。博士課程時にウィーン工科大学(オーストリア)に留学、ポスドク時にリンカーン大学(ニュージーランド)に研究滞在。著書に『まちを変える都市型農園 コミュニティを育む空き地活用』(2022年、学芸出版社)など。

南部 良太(ナンブ・リョウタ)

一般社団法人MURA 代表理事。農業デザイナーとして農業とデザインをつなげる活動をするかたわら、赤坂見附にて「食と農」をテーマとするキッチン付きシェアオフィスを運営する。2016年より、東京都国分寺市の地域活性化プロジェクト「こくベジ」の運営に携わる。同プロジェクトでは地元野菜の配達もしており、農と食をテーマに人と人のつながりを大切に活動している。

書籍情報

『まちを変える都市型農園 コミュニティを育む空き地活用』新保奈穂美 著

新刊予約受付中!①
『ウォーカブルシティ入門 10のステップでつくる歩きたくなるまちなか』ジェフ・スペック 著 松浦健治郎 監訳 石村壽浩、内田晃、内田奈芳美、長聡子、益子智之 訳

四六判・320頁・本体2500円+税(定価2750円)

第一人者が基本的な考え方を整理した必読書

ウォーカビリティ(歩行可能性)こそ、現代都市における経済・健康・環境問題を解決するための重要な要素だ。日本でも注目される「ウォーカブルシティ」提唱の第一人者であるジェフ・スペックが、その基本的な考え方を多様な事例とユーモアを交えて分かりやすく整理した、歩きたくなるまちなかを実現するための必読書。

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【著者】

著者

ジェフ・スペック(Jeff Speck)

1963年生まれ。国際的にウォーカブルシティを提唱する都市プランナー。 デュアニー・プラター=ザイバーク事務所(DPZ)を経て、2003年から2007年まで全米芸術基金のデザインディレクターとして「都市デザイン市長協会」を主宰。アメリカの多くの市長たちと都市計画の課題に取り組んできた。その後、2007年からデザインコンサルタント会社であるスペック・アンド・アソシエイツを率いている。 2022年、ジェイン・ジェイコブズやクリストファー・アレグザンダーなども受賞した「シーサイド賞」を受賞。TEDの講演やYouTubeの動画は500万回以上再生されている。 ベストセラーとなった本書『Walkable City』のほか、『Suburban Nation』(アンドレス・デュアニー、エリザベス・プラター=ザイバークとの共著)、『Walkable City Rules』などの著書がある。

監訳者

松浦健治郎(まつうら けんじろう)

千葉大学大学院工学研究院建築学コース准教授。博士(工学)。一級建築士。1971年岐阜県高山市生まれ。1994年早稲田大学理工学部建築学科卒業、1996年早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻博士前期課程修了。(株)小沢明建築研究室所員、(財)日本都市センター研究員、三重大学助教などを経て現職。地方都市における地域資源を活用したまちづくり・都市デザイン・建築設計に関わる実践・研究活動を進めている。共著書に『コンパクトシティの拠点づくり』(2020年、学芸出版社)、『まちづくり教書』(2017年、鹿島出版会)など、訳書に『アーバンストリート・デザインガイド』(2021年、学芸出版社)がある。

訳者

石村壽浩(いしむら としひろ)

ランドブレイン株式会社都市政策グループ長。日本大学非常勤講師。博士(工学)。技術士(建設部門:都市及び地方計画)。1977年広島県福山市生まれ。2000年山口大学工学部感性デザイン工学科卒業、2002年山口大学大学院理工学研究科感性デザイン工学専攻修士課程修了。ランドブレイン(株)に入社後、2008年山口大学大学院理工学研究科情報デザイン工学専攻博士後期課程修了などを経て現職。都市計画マスタープラン・立地適正化計画の策定、拠点づくり・まちなか再生に関わる実践・研究活動を進めている。共著書に『コンパクトシティの拠点づくり』(2020年、学芸出版社)などがある。

内田晃(うちだ あきら)

北九州市立大学地域戦略研究所教授。博士(人間環境学)。1970年福岡市生まれ。1994年九州大学工学部建築学科卒業。1999年九州大学大学院人間環境学研究科都市共生デザイン専攻博士後期課程単位取得退学。財団法人北九州都市協会専任研究員などを経て現職。2019年より地域創生学群長、地域共生教育センター長。都市計画と交通政策の連携による研究活動や、来訪者と地域住民が関わることで地域創生につながるフットパス活動を実践している。共著書に『中心市街地再生と持続可能なまちづくり』(2003年、学芸出版社)、『住みよい都市』(2004年、共同通信社)、『コンパクトシティの拠点づくり』(2020年、学芸出版社)などがある。

内田奈芳美(うちだ なおみ)

埼玉大学人文社会科学研究科教授。2004年ワシントン大学(シアトル)アーバンデザイン&プランニング修士課程修了。2006年早稲田大学大学院博士課程修了。博士(工学)。金沢工業大学環境・建築学部講師などを経て、現職。主な著書に『金沢らしさとは何か』(2015年、北國新聞社、共著)、『都市はなぜ魂を失ったか』(2013年、講談社、翻訳)など。アーバンデザインセンター大宮副センター長としてウォーカブルなまちづくりに取り組んでいる。2021~2022年、ワシントン大学・ラトガーズ大学客員研究員。

長聡子(ちょう さとこ)

西日本工業大学デザイン学部建築学科准教授。博士(工学)。一級建築士。1979年福岡県生まれ。2003年九州大学工学部建築学科卒業、2008年九州大学大学院人間環境学府都市共生デザイン専攻博士後期課程修了。九州産業大学工学部都市基盤デザイン工学科専任講師、新潟工科大学工学部建築学科准教授などを経て2018年より現職。エリアマネジメントや歩行者視点での公共空間の利活用に関する研究・実践に取り組んでいる。共著書に『ストリートデザイン・マネジメント 公共空間を活用する制度・組織・プロセス』(2019年、学芸出版社)、『コンパクトシティの拠点づくり』(2020年、学芸出版社)などがある。

益子智之(ましこ ともゆき)

早稲田大学理工学術院創造理工学部建築学科助教。博士(建築学)。1990年大阪府生まれ。2014年早稲田大学創造理工学部建築学科卒業、2015年イタリア・フェッラーラ大学建築学部修士課程交換留学、2017年早稲田大学大学院創造理工学研究科建築学専攻修士課程修了、2021年同大学院博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員(DC1)、早稲田大学建築学科助手を経て現職。共著書に『まちづくり図解』(2017年、鹿島出版会)。日本都市計画学会 論文奨励賞(2022年)、前田記念工学振興財団 山田一宇賞(2022年)、日本建築学会 奨励賞(2022年)ほか受賞。

詳細はこちら!

『ウォーカブルシティ入門 10のステップでつくる歩きたくなるまちなか』ジェフ・スペック 著/松浦健治郎 監訳

新刊予約受付中!(2)
『サステナブル・ファッション ありうるかもしれない未来』水野大二郎・Synflux 編著 川崎和也 他著

A5判・224頁・本体2800円+税(定価3080円)

大量生産・新品・所有の概念を変えていく。

資源枯渇や廃棄問題を抱え、転換を迫られるファッション産業への提案。これからは微生物を培養して服をつくり、コンピュータ・アルゴリズムで生産・消費を最適化し、バーチャルな世界とも共存しつつ、大量生産・新品・所有の概念を変えていく。持続可能な地球とファッションの未来を共有し、具体的に動き出すための手引き。

▼ご予約はこちらから

●Amazon https://amzn.to/3BDR391
●honto https://bit.ly/3bnZsTj
●楽天ブックス https://bit.ly/3zPGwWU

【著者】

編著者

水野大二郎

1979年生まれ。京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab 特任教授、慶應義塾大学大学院特別招聘教授。ロイヤルカレッジ・オブ・アート博士課程後期修了、芸術博士(ファッションデザイン)。デザインと社会を架橋する実践的研究と批評を行う。

Synflux

先端的なテクノロジーを駆使し、惑星のためのファッションをつくるスペキュラティヴ・デザインラボラトリー。あらゆる人が惑星や自然への配慮を持ちながら、活き活きとした個人として自分なりの創造性を発露できる循環型創造社会の実現を目指し、次代のファッションをつくりだす思索的デザイン集団として活動している。

▼編著者・Synfluxさん、Apple社のCMに出演!

著者

川崎 和也

スペキュラティヴ・ファッションデザイナー/デザインリサーチャー/Synflux株式会社代表取締役CEO。1991年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科エクスデザインプログラム修士課程修了(デザイン)。身体や衣服、素材にまつわる思索的な創造性を探求している。

佐野 虎太郎

1998年生まれ。スペキュラティヴファッションデザイナー、Synflux株式会社取締役。コンピュテーショナル・デザイン、バイオデザインを応用した新しい衣服の設計手法を思索する研究開発を行う。近年はアルゴリズミックデザインの専門家らと協働し、微分幾何学や最適化アルゴリズムの考え方を応用して身体や環境に最適化する衣服の設計手法の開発に注力している。

平田 英子

慶應義塾大学総合政策学部卒。ライター、リサーチャー。

狂犬ツアー@北九州小倉「小倉から始まったリノベーションまちづくりの要諦【徹底解説】」(2022/8/28 福岡)

※このイベントの主催者:木下斉

今年4回目となる狂犬ツアーは、福岡県北九州市の中心都市・小倉。リノベーションスクール発祥の地でもあり、リノベーションまちづくりにおいて複数物件を再生しエリア単位での変化が生まれた立地でもあります。

北九州小倉のリノベーションは、一人の不動産オーナーが自社物件で速攻実行すると意思決定したことが大きな転機でもありました。そのキーマンが梯輝元さんです。そんな梯さんが先日、自身の体験などをもとにとして一冊の本『滅びない商店街のつくりかた』を出版されました。

今回はゲストとして梯輝元さんをお迎えし、本著を題材にしながら、北九州小倉でのリノベーションまちづくりのリアルをもとにしてこの10年を振り返り、他の地域でも学ぶべき「リノベーションまちづくりの正攻法」について掘り下げます。

さらーにスペシャルゲストとして、遠矢さん、片岡さん、嶋田さんなど北九州家守舎のメンバーを中心に地元キーマンたちが会場に集まる予定です。現場をみるだけでなく、仕掛けてきた現場メンバーと出会える貴重な機会です。

…くわしくは「詳細・申込ページ」で!