今日のニュースレター|2021年 学芸出版社人気本ランキング ほか

毎年恒例になりつつある、「今年の一冊」。2021年に多くの方々に手に取っていただいた本を、TOP1~5のランキング形式でご紹介します。
本はなかなか古びません。年末年始を経て来年以降も、ぜひお気に入りの一冊に加えてていただけたらうれしいです。

●● 第5位 ● ●

『MaaSが都市を変える ──移動×都市DXの最前線』

牧村和彦 著
A5判・224頁・本体2300円+税
2021年3月発売

〈モビリティ革命からスマートシティの実装へ〉
多様な移動を快適化するMaaS。その成功には、都市空間のアップデート、交通手段の連携、ビッグデータの活用が欠かせない。パンデミック以降、感染を防ぐ移動サービスのデジタル化、人間中心の街路再編によるグリーン・リカバリーが加速。世界で躍動する移動×都市DXの最前線から、スマートシティの実装をデザインする。

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『MaaSが都市を変える 移動×都市DXの最前線』牧村和彦 著

● ● 第4位 ● ●

『図解 パブリックスペースのつくり方 ──設計プロセス・ディテール・使いこなし』

忽那裕樹 ・平賀達也・熊谷玄・長濱伸貴・篠沢健太 編著
B5横判・144頁・本体3500円+税
カラー72頁+二色72頁
2021年2月発売

〈図面・写真でわかる屋外パブリックスペース〉
公園、水辺、駅前広場などのパブリックスペース。場づくりの仕組みParkPFIなどを活かしつつ、施主や関係者の理想を丁寧に形にしている先行事例をもとに、設計プロセス、ディテール、さらに竣工後の関わり方まで解説。平面・断面・詳細図や写真と豊富な図解資料の隅々から伝わる、徹底的な設計の工夫。

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『図解 パブリックスペースのつくり方 ─設計プロセス・ディテール・使いこなし』

● ● 第3位 ● ●

『中村好文 百戦錬磨の台所 vol.2​​​​​​​』

中村好文 著
B5判・144頁・2700円+税・オールカラー
2021年11月発売

〈住宅建築家が40年間作り続けた理想の台所〉
住宅建築家、中村好文さんが理想とするのは、散らかっても使い倒してもへこたれない大らかな台所。本書は、大量の食器・道具を美しく仕舞える収納、大きな魚を捌けるシンク、自然と人が集まるアイランドカウンターなど、使いやすく工夫された台所の数々を、住まい手の使いこなしぶり、職人と語らう製作の舞台裏も交えて紹介。

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『中村好文 百戦錬磨の台所 vol.2』中村好文 著

● ● 第2位 ● ●

『サーキュラーエコノミー実践  ──オランダに探るビジネスモデル』

安居昭博 著
四六判・256頁・2400円+税・カラー64頁
2021年7月発売

〈現地でわかった、日本のビジネスチャンス〉
デジタルテクノロジー、インフラ、建築、フード、アパレル等、官民一体で先進的サーキュラーエコノミーへ移行するオランダ。廃棄を出さない仕組みづくりは、経済効果創出・環境負荷軽減・リスク管理等を同時に達成する手法として世界の注目を集める。欧州5年間と国内での調査による日蘭17事例で見えてきた、大きなビジネスチャンス 。

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『サーキュラーエコノミー実践 オランダに探るビジネスモデル』安居昭博 著

● ● 第1位 ● ●

『問いのデザイン ──創造的対話のファシリテーション』

安斎勇樹・塩瀬隆之 著
A5判・300頁・2700円+税
2020年6月発売

〈参加者を本気にさせるワークショップの極意〉
ワークショップのファシリテーションとは「問い」と「対話」を戦略的にデザインすること。問題の本質をどう見抜くか。固定観念をいかに壊すか。どうすれば課題が自分事になるか。商品開発・組織変革・学校教育・地域活性等でファシリテーターに必要な思考とスキルを解説。メンバーを本気にさせ、チームの創造性を引き出す極意。

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『問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション』安斎勇樹・塩瀬隆之 著

イベント『日常の絶景』
八馬智さんトークライブ

都市鑑賞者の八馬 智さんによる「日常に潜むハッとする風景」をテーマにした書籍『日常の絶景 ─知ってる街の、知らない見方』。室外機、ダクト、通信鉄塔、消波ブロック、ダムなど、都市をつくる15の断片を切り取った一冊です。
このたび、八馬さんをお迎えしてトークライブを行います。都市鑑賞を始めたきっかけ、本書の見どころ、惜しくも本書に掲載できなかった写真など、『日常の絶景』にまつわるお話を存分にお話しいただきます。
2022年最初の金曜日にぜひ会場、オンラインでご参加ください。

  • 日時:1/7(金)19~20時 ※延長の可能性あり
  • 場所:タイルギャラリー京都(京都府京都市下京区東塩小路町599-3、学芸出版社ビル3F)またはオンライン

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『日常の絶景 知ってる街の、知らない見方』刊行記念 八馬智さんトークライブ(2022/1/7 京都,オンライン)

イベント 『クリエイティブサウナの国ニッポン』
深堀り!京都のクリエイティブサウナ〈ぎょうざ湯〉のヒミツ

『クリエイティブサウナの国ニッポン』出版記念トーク、関西はなんとサウナで開催!いっしょにサウナ談義を繰り広げてくださるのは、今注目を集める京都の貸し切りサウナ〈ぎょうざ湯〉のオーナー・坂田哲也さんと、店長・上田翔太さん。餃子屋ののれんをくぐった店の奥に突如現れる“究極のととのい空間”が生まれた経緯やこだわり、飲食店に併設された貸し切りサウナが狙った「食とサウナ」の可能性など、根ほり葉ほり聞いちゃいましょう。さらにトークにはビールと餃子と一品付!今最もクリエイティブなサウナ〈ぎょうざ湯〉開業の舞台裏を知れてしまうまたとない機会。楽しみにいらしてください。

  • 日時:1/17(月)18:00~19:30
  • 場所:ぎょうざ湯(夷川餃子なかじま どんぐり店)

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『クリエイティブサウナの国ニッポン』刊行記念|深堀り!京都のクリエイティブサウナ〈ぎょうざ湯〉のヒミツ(2022/1/17,京都)

代表取締役交代のお知らせ

代表取締役・井口夏実より
読者の皆さまへ

日頃より学芸出版社の書籍やメルマガをお読みいただきありがとうございます。
このたび、前任の前田裕資に代わり代表取締役に就任いたしました。

当社は長らく建築の専門書出版を手がけてきましたが、建築の世界は常に社会とともに変化し、他分野との関わりも広がり続けています。
私自身、2000年に入社して以来、都市計画、まちづくり、土木、観光、政治、コミュニティデザイン、ソーシャルデザイン、福祉、ビジネス、環境と、数多くの著者との本づくりを通じて、その広がりを実感してきました。

私たちは一冊一冊の書籍を通して、建築と社会の新しい接点を見出し、空間の豊かさ、社会の豊かさに貢献したい。
その思いでスタッフ一同、若手もベテランも意見を交わしながら、それぞれが挑戦しています。
皆さまには、ぜひ今後とも率直なご意見・ご批評をいただければ光栄です。

新しい年が、皆さまにとって健やかな一年になりますよう、お祈り申し上げます。

学芸出版社代表取締役
井口夏実

前代表取締役・前田裕資より

このたび代表取締役を退任致しました。
在任中はさまざまな形でご支援くださり、感謝に堪えません。
お陰様で前オーナーであった京極迪宏の「若手スタッフが出版を続けられるよう、安定した会社を手渡したい」という願いの実現に、一定の道筋をつけることができました。
その一歩として私の後任には井口夏実が就任致しますので、私同様ご支援くださいますよう、お願い致します。
今後は私も一スタッフとして、社会に少しでも役立つ本を出し続けることを目指してゆきます。
最後になりましたが、皆さまのご健勝をお祈り致します。
よい年をお迎えください。

前田裕資

本年も学芸出版社のメールマガジンをご高覧くださり、ありがとうございました。
来年もどうぞご期待ください。


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公開日:2021/12/29/最終更新日:2021/12/28
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