奈良文化財研究所 東大寺式軒瓦などの3次元モデルデータをオンラインプラットフォーム「Sketchfab」で公開

奈良文化財研究所(奈文研)が、研究成果の発信の一環として、3Dモデルデータの共有プラットフォームサービス「Sketchfab」に公式アカウントを開設した。

当初に追加されたのは、「東大寺式軒丸瓦」と「東大寺式軒平瓦」の低解像度データ各5点の計10点。その後、「平城宮朱雀門跡出土礎石」も追加されている。

Sketchfab上でモデルデータを閲覧できるほか、ログインすればダウンロードも可能になっている。データは基本的にクリエイティブコモンズライセンス(CC BY 4.0)で公開されており、出典を明示すれば使用も可能。

公開の目的について奈文研は、「全世界の研究者に軒瓦の3次元モデルを公開し、共有をしてもらうことで、様々な観点から軒瓦の分析・検討が進むことが期待される」としており、今後も点数の増加や高解像度版の公開を検討していくという。

なおSketchfabには、イギリスの大英博物館をはじめとする世界的な文化機関も公式アカウントを開設し、収蔵品の3Dモデルを公開・提供している。

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Cover Image: Screenshot on @nabunken Sketchfab