世界中の「森林の音」をデジタルマッピングするプロジェクト コロナ禍を機に英の社会的企業がローンチ
- イギリスに拠点を置くCIC企業*1Wild Rumpus社(以下W社)が、世界中の森林の音をデジタルマッピングするプロジェクト “Sounds of the Forest” をローンチしている。
- プロジェクトでは、オンラインマップ開発サービス「Mapbox」と音声共有サービス「SoundCloud」を活用。世界各地の森林で収録された様々な音源を有志から募り、SoundCloud上にオープンソースでアップしたのち、そのリンクをMapboxで作成したマップ上にプロット・埋め込みして公開している。
- 音源の掲載を希望する場合は、プロジェクトの公式ウェブサイト内にある所定フォームから、周辺の風景写真と簡単な説明を付けてMP3形式などでデータを添付すれば簡単に投稿できる。
- プロジェクトは、W社が毎年開催している英国内の森林を会場とした大規模イベント “Timber Festival” のコロナ禍による中止がきっかけとなって立ち上げられたもの。これまでにプロのサウンドアーティストのほか、児童や生徒、森林の管理者などから音源が寄せられているという。
サンプル
詳細
Sounds of the Forest
https://timberfestival.org.uk/soundsoftheforest-soundmap/
MapLab: Sounds of Distant Forests
https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2020-09-23/maplab-sounds-of-distant-forests
*1/CIC: Community Interest Company
英国において2004年の会社法改正により設けられた新しいタイプの会社で、利益を地域の社会的課題の解決に向けて投下することを目的とする。株式会社、保証有限会社の形式をとるが、資産と利益は必ず地域の利益に還元されることが要求される。
(出典:http://www.kohokyo.or.jp/kohokyo-weblog/yougo/2012/12/community_interest_companycic.html)