ハーバード大学GSDによる日本の都市を対象としたリサーチプロジェクト「JAPAN STORY」のウェブサイトがオープン インタビューや論考、図解など豊富なコンテンツが公開
ハーバード大学大学院デザインスクール(GSD)による、日本の都市をテーマにした研究プロジェクト「JAPAN STORY」のウェブサイトが公開されている。
GSD教授でプロジェクトメンバーの建築家・モーセン・モスタファヴィ(Mohsen Mostafavi)氏によるステートメントは以下の通り。
都市は、数多くの力と欲望の場である。
これらの力はどのようにして現れ、土地の表層に刻まれるのだろうか?
欲望や失望に関する物語は、どのような仕方で語られるのだろうか?
物理的な世界と社会的な世界の関係は、一体どうなっているのだろうか?
「Japan Story」はこうした問いのもとで、日本の都市化をめぐる物理的・社会的な変容を探ります。
ウェブサイトは主に以下の8種のジャンルで構成。
伊東豊雄氏へのインタビューや、札幌・東京・横浜・京都・大阪・広島の大通りや路地の状況・機能を図解した”The Japanese Boulevard“、吉本ばなな氏の長編小説『もしもし下北沢』の抜粋英訳など、すでに豊富なコンテンツが公開されている。
- Pedagogy(学術)
- In Conversation(対話)
- Research Drawings(図解)
- In Translation(訳文)
- Writings(著作)
- Visual Culture(視覚文化)
- Perspectives(視点)
- Audio(音)
プロジェクトチームにはGSDで研究員を務める建築キュレーターの太田佳代子氏などが含まれているほか、竹中工務店の支援の下で行われていることも明記されている。
詳細
- JAPAN STORY
- 南後由和さん(明治大学准教授)のツイート
ハーバード大学GSDによる日本の都市を対象としたリサーチ・プロジェクト「Japan Story」が正式に立ち上がりました。充実したコンテンツになっており、今後も随時更新されていくとのこと。
私は"Solitude as a Hinge"と題したエッセイを寄稿しています。 https://t.co/arwi6kuXmV— Yoshikazu NANGO (@y_nango) September 8, 2021
Cover Image: Screenshot on JAPAN STORY