今日のGD|新刊『アフターコロナの都市計画』刊行記念セミナー(3.9)ほか

2020年初春以降、新型コロナウイルス感染症が日本及び世界で猛威を振るい、ワークスタイルやライフスタイルを大きく変化させています。アフターコロナの時代には、都心に毎日通勤し密集して業務をこなす形から、郊外の自宅や地方部の滞在施設等でリモートを活用し業務をするスタイルを併用することが普通になります。都市のデジタルシフトが進み、どこにいても公共サービスを受けることができるようになります。
我が国の都市計画制度は、明治維新以降、欧米の都市をモデルに、都市への急激な人口流入を管理し、良好な市街地環境を形成することを目的に発展してきました。しかしながら、地方部で人口減少が進行し、空き家、空地、耕作放棄地や所有者不明土地の問題が深刻になっています。コロナ禍を契機に、現行の縦割り型で全国画一の都市計画制度を抜本的に見直し、職住が融合し、コンパクトな暮らしを楽しめる地方都市を目指すための徹底した分権改革を進めるべきです。
本セミナーは、『アフターコロナの都市計画-変化に対応するための地域主導型改革-』(2021年3月出版)の著者である石井良一教授が本書で示した問題提起について説明し、自治体の先進事例である茨城県桜川市の事例紹介を行い、今後の都市計画のあり方について議論を行うことを目的に開催します。関心ある方々の多くの参加をお待ちしています。

概要

  • 日 時:2021年3月9日(火)18時30分~20時
  • 場 所:滋賀大学大津サテライトプラザ(大津市末広町1-1)またはオンライン(オンライン参加の方は後日、参加方法を連絡します)
  • 定 員:25名(※会場、先着順)
  • 参加費:無料

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書籍詳細

『アフターコロナの都市計画 変化に対応するための地域主導型改革』

 

歴史的建築物の保存再生デザインを考える-京都市京セラ美術館を手がかりに-

2020年、京都では、東京オリンピック開催を前にして、近代建築を中心とした複数の歴史的建築物の改修プロジェクトが竣工を迎えた。しかし、歴史的価値を守りながら創造的なデザインで手を加える方法は様々で、その評価も様々である。歴史的価値と現代的な機能やデザインを共存させるための考え方や方法について、そしてそのデザインをいかに評価するか、改めて検討する必要があると言える。
今回のシンポジウムでは、2020年に改修が完成した保存再生の優れた事例、京都市京セラ美術館に着目する。歴史的建築物の何を残し、いかに守るか。そして何を変え、いかに創るか。改修設計者である青木淳氏と、戦後木造モダニズム建築である日土小学校の改修に深く関わり、青木氏とも親交の深い花田佳明氏を迎え、歴史的建築物に対する向き合い方やそのデザインのあり方について考えたい。

概要

  • 日 時:2021年3月6日(土)13時30分-17時00分
  • 会 場:オンラインによる開催/アドレス等は参加者にのみ後日お伝えします
  • 定 員:300名
  • 参加費:無料

講師

青木 淳氏(建築家/東京藝術大学教授/京都市京セラ美術館館長)
花田佳明氏(神戸芸術工科大学教授)
田原幸夫(京都工芸繊維大学客員教授)

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関連書籍

『建築家 浦辺鎮太郎の仕事 倉敷から世界へ、工芸からまちづくりへ』

 

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