【受付終了】加藤優一×森一貴×大野銭湯再編チーム/関西大学「大野版 銭湯から広げる近接のまちづくり」

主催 大野銭湯再編チーム
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2023/11/17 (金) 19:00 – 20:30
    • ※イベント前に、ぜひ銭湯に訪れてください
    • ※終了後、亀平にて懇親会を実施予定
  • 会場:関西大学横町スタジオ 大野市日吉町1−7
  • 参加費:¥1,000(※参加者の方は、現地で割引価格で本をご購入いただけます)
  • 詳細・申込:https://peatix.com/event/3739444/view

内容

加藤優一さん著『銭湯から広げるまちづくり 小杉湯に学ぶ場と人のつなぎ方』およびエツィオ・マンズィーニ著『ここちよい近さがまちを変える ケアとデジタルによる近接のデザイン』の刊行を記念して、著者の加藤優一さん、および訳者の森一貴さんによる出版記念イベントを開催します。また、まさに銭湯から広げるまちづくりを実践している関西大学の大野銭湯再編チームより、プロジェクト紹介もしていただきます。

『銭湯から広げるまちづくり』は、東京・高円寺にある老舗銭湯「小杉湯」の常連たちがつくったシェアスペース「小杉湯となり」の実践をまとめた一冊です。銭湯は公共空間ではないかもしれませんが、多様な人が場所を共有しあう場所。加藤さんは、そんな銭湯のような場づくりを目指して「小杉湯となり」を企画・運営しています。

つづいて『ここちよい近さがまちを変える』は、〈私たち〉から始まるイノベーションについて長年探求してきたマンズィーニによって書かれた本です。まちを多様な人々や生き物、システムがからみあう有機的なエコシステムとして捉えながら、豊かな近隣地域を生み出すための方法を、まち、ケア、デザインというキーワードを通じて探索しています。

どちらの本も、ある場所・ある地域から関係性を耕していく方法を考えるための、大事な指針を与えてくれる本だと思います。大野および福井は、地方でありながらも豊かなまちを生み出せるきっかけがたくさん転がっています。今回のトークイベント、および加藤さん及びマンズィーニの著が、改めてより良い場所、より良いまちを考えていくためのきっかけとなれば嬉しく思います。

今回の出版記念イベントは、関西大学の大野銭湯再編チームが活動する「関西大学横町スタジオ」を舞台に開催。大野銭湯再編チームは大野市の亀山湯を中心に、銭湯から広がるまちづくりを実践しているチームです。イベント前にはぜひ亀山湯など市内の銭湯を訪れてください(登壇者たちも、17時〜19時頃を目指して亀山湯に訪れる予定です)!またイベント後は大野市・亀平にて懇親会を開催予定。場所/地域に関わる人々がつながりあう機会にもできればと思っています。ぜひ大野に泊まるつもりで、ゆっくりお時間をとって訪れていただけたら嬉しいです。

登壇者

加藤 優一(かとう・ゆういち)

銭湯ぐらし代表取締役、最上のくらし舎共同代表理事、東北芸術工科大学専任講師。
1987年山形県生まれ。デザインとマネジメントの両立をテーマに、建築の企画・設計・運営・研究の一連のプロセスに携わる。銭湯を起点にしたシェアスペースの経営や、地域資源を活かした空き家再生など、事業の視点からまちづくりを実践中。近作に「小杉湯となり・銭湯つきアパート」「佐賀県庁・城内エリアリノベーション」「旧富士小学校の再生」など。近著に『CREATIVE LOCAL』『テンポラリーアーキテクチャー』(学芸出版社・共著)など。

森 一貴(もり・かずき)

参加型デザイナー、プロジェクトマネージャー。フィンランド・アールト大学デザイン修士課程修了。
山形県生まれ。東京大学教養学部卒業。コンサルティング会社勤務を経て福井県鯖江市へ移住し、越前鯖江の産業観光イベント「RENEW」や「ゆるい移住」など、持続可能な地域を目指すプロジェクトの企画・実施に携わる。わからなさのなかで「ともにする」ことのデザインを探索している。RENEW元事務局長。シェアハウスの家主。受賞歴として令和2年度国土交通省「地域づくり表彰」最高賞・国土交通大臣賞(地域づくり部門)など。