【受付終了】目抜き通り そして、そこにたつ建物|三菱地所設計創業130周年記念トークセッション

主催 三菱地所設計_広報室
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

街をつくる建物とはどのようなものか。もちろん街が建物をつくるということでもある。

いずれにせよ相互に不可分なものとして考えなくてはならないとすると、
ひとつの建物の効果を期待する射程として、漠然と街や都市を捉えたのでは広すぎるのではないか。

「向こう三軒両隣」よりも少し広く、「目抜き通り」くらいの範囲で、具体的に街と建物の両者を語る。
そして、長い歴史をもつことが多い目抜き通りは、同時に現代社会の中心地でもあるだろう。
街と建物、歴史と現在、それぞれの両輪をまわしながら未来を見据えていく。
5人の識者が、5つの地域の目抜き通りについて語る。 (伏見唯/建築史家・編集者)

概要

  • 日時:2020年10月12日(月)17:30 – 20:00
  • 場所:オンライン
  • 参加費:無料

登壇者

山村健[パリ・シャンゼリゼ通り]

やまむら・たけし/東京工芸大学工学部建築学科准教授/1984年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。バルセロナ建築大学留学。早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程、同大学院創造理工学研究科建築学専攻博士後期課程修了。博士(建築学)。一級建築士。Dominique Perrault Architecture、早稲田大学建築学科講師を経て、2020年より現職。2017年TKY-Lab開設。同年建築デザイン事務所YSLA ArchitectsをNatalia Sanz Laviñaと共同主宰。

樋渡彩[ベネチア・カナルグランデ]

ひわたし・あや/近畿大学工学部建築学科講師/1982年生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修士課程修了。在学中に、ヴェネツィア建築大学計画学部(Università IUAV di Venezia, Dipartimento di Pianificazione)留学(科目履修生)。同大学院デザイン工研究学科建築学専攻博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員、東京藝術大学教育研究助手などを経て、現職。フィールド調査を中心に建築、都市について研究をしている。おもな研究対象地はイタリアと瀬戸内。おもな著書に『ヴェネツィアのテリトーリオ─水の都を支える流域の文化』(樋渡彩、法政大学陣内秀信研究室編、鹿島出版会、2016年)、『ヴェネツィアとラグーナ――水の都とテリトーリオの近代化』(鹿島出版会、2017年)。

三浦詩乃[マンハッタン]

みうら・しの/東京大学大学院新領域創成科学研究科特任助教/1987年生まれ。東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。横浜国立大学助教を経て、2020年より現職。博士(環境学)。専門は都市デザイン、公共空間のデザイン・マネジメント。国際交通安全学会特別研究員を兼務。日本都市計画学会論文奨励賞受賞。おもな著書に『ストリートデザイン・マネジメント: 公共空間を活用する制度・組織・プロセス』(共著、学芸出版社、2019年)、訳書に『ストリートファイト』(学芸出版社、2020年9月刊行)。

宮下貴裕[銀座]

みやした・たかひろ/武蔵野大学工学部建築デザイン学科助教/1990年生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了後、同大学院工学系研究科特任研究員を経て、現職。博士(工学)。おもに「道空間」思想の形成史に関する研究、銀座の都市形成史に関する研究をしている。おもな著書に『時間の中のまちづくり』(共著、鹿島出版会、2019年)。

青井哲人[台湾・彰化]

あおい・あきひと/明治大学理工学部教授/1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程中退。神戸芸術工科大学、人間環境大学をへて現職。博士(工学)。建築史・建築論分野を軸足に幅広い研究を展開。単著に『植民地神社と帝国日本』(吉川弘文館、2005年)、『彰化一九〇六』(アセテート、2007年)。共編著に『明治神宮以前・以後』(鹿島出版会、2015年)、『福島アトラス』(福島住まい・まちづくりネットワーク、2017-2018年)、『津波のあいだ、生きられた村』(鹿島出版会、2019年)ほか。

詳細はこちら

記事をシェアする