【受付終了】【イベント中止】野村勘治庭園シリーズ第8回|遥拝庭園

※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
2020年2月21日更新

コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ、残念ながらイベントの開催を中止させていただくこととなりました。延期等の代替措置は未定です。何卒、ご理解のほどよろしくお願いいたします。


日本庭園のコンセプトの圧倒的多数は、延命長寿を祈る蓬莱庭園であり、その象徴とも言えるのが鶴亀の石組や島である。

日本庭園のルーツである中国庭園も蓬莱は重要なコンセプトだが、ステレオタイプとも言える鶴亀蓬莱庭園というスタイルは、我が国固有のものと言ってよい。

権力者や富裕層とともに寺院が庭園文化を育んだと言える我が国で、延命長寿を祈る神仏の世界を具現化する寺院においても蓬莱世界は無縁ではなく、鶴亀はいつしか浄土を荘厳し、極楽に至るゲートを示す一対の霊獣となった。

改めて寺院庭園を見る時、鶴亀の間に様々な遥拝対象が見えてくる。
そのバリエーションとスタイルを遠江、近江の庭から見直してみたい。

野村勘治


学芸セミナー/野村勘治庭園シリーズ第8回

遥拝庭園 ~鶴亀蓬莱庭園に重ねられた祈りの構図~

日時:

2020年2月29日(土)14:00~17:00(開場13:30)
※終了後、別会場(酔心)にて野村先生を囲んでの懇親会を予定(事前申込要)

会場:

学芸出版社3階 タイルギャラリー京都
京都市下京区木津屋橋通西洞院東入(京都駅より徒歩約5分)

会費:

2500円(懇親会参加者は別途 3500円)

定員:

40名

講師紹介

野村勘治(のむら かんじ)

(有)野村庭園研究所代表。1950年愛知県生まれ。東京農業大学短期大学卒業。重森三玲氏に師事し、作庭のかたわら桂離宮・金閣寺・竜安寺等名園の実測は百数十庭を数える。愛・地球博日本庭園監修など。京都林泉協会副会長。日本庭園学会理事。三重大学非常勤講師。

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