【受付終了】比較住宅都市研究会「韓国の簡易宿泊所密集地域での住民主体の取組みについて」

主催 比較住宅都市研究会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

報告者

松下茉那氏
(神戸大学国際協力研究科博士後期課程)

神戸大学国際協力研究科博士後期課程在学中。韓国、高麗大学国際大学院留学中。神戸市職員。

要旨

韓国、ソウル市には5つの簡易宿泊所(チョッパン)が密集している地域、通称5大チョッパン密集地域が存在している。韓国においてはホームレスと関係性の高いチョッパン住民も広義のホームレスと捉えホームレス支援政策のなかに包括されている。IMF危機以後チョッパン住民の存在が社会に認識されはじめ、国や地方自治体は様々な政策を実施してきたが、今なおチョッパン住民たちは劣悪な住環境のなか、賃借人として十分な待遇を受けることができず不安定な状況に置かれたままである。その中でも、ソウル5大チョッパン密集地域の敦義洞(ドニドン)地域と東子洞(ドンジャドン)地域では住民協同会とよばれる住民主体の自治組織を形成し経済的側面と社会的側面を兼ね備えた活動を行っている。この2つの地域を事例とし韓国の簡易宿泊所密集地域における実践の現状について明らかにする。

記事をシェアする

学芸出版社では正社員を募集しています
学芸出版社 正社員募集のお知らせ