【受付終了】工芸の海外展開を考える|日本工芸産地協会セミナー
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
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日本工芸産地協会セミナー
日本工芸産地協会は『産地の一番星が産地の未来を描く』をコンセプトに工芸産地のメーカー経営者が学び、事例の共有を図る場として2017年に発足しました。日本の工芸のさらなる発展と、協会の活動を経て得られた知見を多くのみなさまに展開することを目指しセミナーを開催いたします。
工芸の海外展開
2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、我が国は更なる国際化へ向け盛り上がりを見せています。一方で世界から注目を浴びる我が国の文化・創造産業は一層の飛躍が期待されます。
文化・創造産業の海外展開へ向け、重要なコンテンツである工芸。産業としてどのように海外への展開を図るのか、また、海外展開における国際展示会の現状の位置づけ、将来の展望、課題についてキーマンにシリーズで展望を聞きます。
概要
- 日時:令和2年2月6日(木) 13:30~16:00
- 場所:日本経済研究所セミナールーム(大手町フィナンシャルシティグランキューブ)
- 参加費:5500円
タイムテーブル
受付 : 13:00~
第1部 : 13:00~15:00『工芸の海外展開の是非を考える』 西堀耕太郎氏、中川政七氏
第2部 : 15:00~16:00『地方の工芸メーカーは海外展開とどう向き合うべきか』 鈴木英敬氏、山口典宏氏
講師
西堀耕太郎(にしぼり・こうたろう)
株式会社日吉屋 代表取締役
株式会社TCI研究所 代表取締役
1974年、和歌山県新宮市生まれ。高校卒業後カナダに留学。
帰国後地元市役所勤務を経て、結婚と共に老舗京和傘工房「日吉屋」の5代目を継ぐために和傘職人の道を選ぶ。
国内外のデザイナー、アーティスト、建築家達とのコラボレーション商品の開発にも取り組んでおり、2008年より海外展示会に積極的に出展。
和風照明「古都里-KOTORI-」シリーズを中心に海外輸出を始める。現在世界約15カ国に展開中。
2012年日吉屋で培った経験とネットワークを活かして、日本の伝統工芸や中小企業の海外向け商品開発や販路開拓を支援するT.C.I. Laboratory(現:株式会社TCI研究所)を設立し、代表に就任。延べ約130社以上の企業の海外向け商品開発や販路開拓を支援。
2015 年に前エルメスインターナショナル副社長・齋藤峰明氏が総合ディレクターを務め、フランス パリ市内マレ地区でオープンした、日本の職人技術の新たな可能性を発信するユニークなアトリエ「アトリエ・ブランマント(Atelier Blancs Manteaux)」の共同経営に参画。日本の優れた商品や商材のプロモーションや販売を行い、海外デザイナーとの共同商品開発等も手掛ける。
中川政七(なかがわ・まさしち)
一般社団法人日本工芸産地協会 代表理事
株式会社中川政七商店 代表取締役会長
1974年生まれ。京都大学法学部卒業後、 2000年富士通株式会社入社。
2002年に株式会社中川政七商店に入社し、 2008年に十三代社長に就任、2018年より会長を務める。
業界初のSPA業態を構築し、「中川政七商店」「遊 中川」「日本市」 など工芸をベースにした雑貨の自社ブランドを確立・ 全国に約50の直営店を展開している。
「日本の工芸を元気にする!」というビジョンのもと、 2009年より業界特化型の経営コンサルティング事業を開始。 初クライアントである長崎県波佐見町の陶磁器メーカー、 有限会社マルヒロでは新ブランド「HASAMI」 を立ち上げ空前の大ヒットとなる。2015年には、 独自性のある戦略により高い収益性を維持している企業を表彰する 「ポーター賞」を受賞。「カンブリア宮殿」「SWITCH」 などテレビ出演のほか、経営者・ デザイナー向けのセミナーや講演歴も多数。著書に『 小さな会社の生きる道。』、『経営とデザインの幸せな関係』、『 日本の工芸を元気にする!』
鈴木英敬(すずき・えいけい)
三重県知事
1974年兵庫県出身。東京大学経済学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。2011年三重県知事に当選。2015年及び2019年に再選し、現在3期目。全国知事会地方創生対策本部本部長、農福連携全国都道府県ネットワーク会長、日本忍者協議会会長、全国海女文化保存・振興会議会長、子どもの家庭養育推進官民協議会会長等に就任。2014年度世界経済フォーラム ヤング・グローバル・リーダーズに選出。2016年6月「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」を受賞。家族はシンクロナイズドスイミング五輪メダリストの妻・武田美保と一男一女。現職知事では初めて第一子、第二子とも育児休暇を取得。
山口典宏(やまぐち・のりひろ)
有限会社山口陶器 代表取締役
株式会社菰野デザイン研究所 代表取締役
1975年三重県生まれ。中学・高校ではラグビーに熱中。大手化学メーカー勤務を経て2003年に父の経営する萬古焼窯元・山口陶器へ入社。全盛期の5分の1程度にまで衰退した産地の状況に危機感を持ち、窯元仲間とテーブルウェアブランド「4th market」を立ち上げ、産地発のブランドの開発に取り組む。「産地を残す」をミッションに、自社ブランド「かもしか道具店」を展開。ワークショップ、オープンファクトリーなどを通じて地域資源を地域ぐるみで学び、活性化を目指す「こもガク」、菰野町に根付いたデザイン事務所「菰野デザイン事務所」の立ち上げなど、地元住民の理解と良好なデザインコミュニケーションの醸成を目指して幅広く活動中。