安藤哲也×饗庭伸「ワークショップ――関係のつくりかたを読む」|『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』レクチャーシリーズ Vol.13

主催 株式会社学芸出版社
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

内容

都市について学ぶなら押さえたい話題について、気鋭の実務者・研究者が24のテーマ・約230のキーワードでまとめたハンドブック『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』。
このレクチャーシリーズでは、本書の編著者・執筆者をゲストに迎え、テーマについて参加者とともにディスカッションするトークライブを開催します。

第13回目のテーマは、「ワークショップ」です。

都市の課題解決を考える時に、多くの人とコミュニケーションをしながら、アイデアを集め、計画をつくり、合意を形成する方法がワークショップです。都市化が進むと人々のつながり方が多元化し、特定の人や社会組織とコミュニケーションをしているだけでは、十分なアイデアや合意を調達することができません。ワークショップは、そういった人々の関係を機能的に編成する方法でもあります。

この分野について、どういったキーワードや事例を押さえ、また何を手引きに学びを深めていけばよいのか、ゲストとともに考えます。

今回は、12月に新著『まちづくりゲームカタログ 研修・ワークショップが進化するボードゲームガイド』を刊行する安藤哲也さんをゲストに、まちづくりの研修やワークショップにおける「ゲーム」の可能性やおすすめのボードゲームの紹介も交えながら解説いただきます。

ぜひご参加ください。

出演

安藤哲也(あんどう てつや)

1982年生まれ。ベンチャー不動産、都市計画コンサルタントを経て、コミュニティデザインラボmachi-kuを設立。2015年から柏アーバンデザインセンター(UDC2)にてディレクター、2017年から副センター長を務める。2015年にNPO団体わくラボを立ち上げ、川崎市内を中心にボードゲームの体験&講演会を開催している。同年からボードゲームカフェ武蔵新城も運営。
現場での実務をとおし、まちと人のインターフェースをデザインすることが重要だと考えるように。本業である「まちづくり」と、副業である「ボードゲーム」を融合させた「ソーシャルデザインゲーム」を開発し、あそびをとおして大切なテーマを知り・学び・考えさせることを目指している。
主な著書に『都市を学ぶ人のためのキーワード事典 これからを見通すテーマ24』『タクティカル・アーバニズム 小さなアクションから都市を大きく変える』(いずれも共著、学芸出版社)。ボードゲーム「kenpogame ~ kenpoバリアで日本を守れ!」「カワサキケイカンボードゲーム」の作者。2児の父。

饗庭伸

饗庭 伸(あいば しん)

東京都立大学都市環境学部教授。1971 年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院工学系研究科建設工学専攻博士課程退学。博士(工学)。東京都立大学助手、准教授を経て、2017年より現職。主な単著に『都市をたたむ』『平成都市計画史』(花伝社)、『都市の問診』(鹿島出版会)、共編著に『まちづくりの仕事ガイドブック』『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』『コミュニティデザインの現代史』(学芸出版社)、『津波のあいだ、生きられた村』(鹿島出版会)、『シティ・カスタマイズ』(晶文社)など。

プログラム

  • [話題提供]「ワークショップ」について学ぶための事例とキーワード
    /安藤哲也

    • 書籍で紹介しているキーワードについてのアウトラインや参照したい事例について解説します。
  • [クロストーク&ゲームレビュー]ワークショップ――関係のつくりかたを読む
    /安藤哲也×饗庭伸

    • まちづくりの研修やワークショップで活用できるゲームについて紹介・解説します。
  • [質疑応答]
    /安藤哲也×饗庭伸×参加者の皆さま

    • 学習・研究・実務にかかわる方々からの質問にお答えしながらディスカッションします。