【受付終了】未来のために、自分と世界の“サステナビリティ”を考える

※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

「人間開発」

この概念を提唱したパキスタンの経済学者マプープル= ハクは、こう述べています。

「人が自己の可能性を十分に発展させ、自分の必要とする生産的・創造的な人生を築くことができるような環境を整備すること。そのためには、人々が健康で長生きをし、必要な知識を獲得し、適正な生活水準を保つための所得を確保し、地域社会において活動に参加することが必要であるとする」

近年、ダイバーシティをはじめとして、様々な人間に関わる活動や議論が活発化しているのは、この領域が「人のウェルビーイングを向上させるために必要である」と感じている人が増えているからではないかと考えます。

一方で、個々人のサステナビリティが高まるだけで、世界はサステナブルになるのでしょうか。

近年は「脱・人間中心主義」と呼ばれる概念が注目を集めています。これまで人間は地球全体において人間中心に考え過ぎてきて、そこから脱却しなくては地球がサステナブルにならないという考えです。

人間への関心が高まる一方で、脱・人間中心への関心も高まっている。私たちはこの一見矛盾するような状況の中で、いかに振る舞っていけばいいのでしょうか。そのヒントが、内的なサステナビリティと、外的なサステナビリティの両面に気を配り、そのつながりを良くしていくことがあると、私たちは考えています。

自分と世界。共に持続可能でなければ、どこかで歪みが生じてしまいます。

社会課題や環境問題の解決のために邁進し続けることで、心身の調子を崩したり、家族や友人との関係が歪んでしまったり、といった出来事は、けっして珍しいことではありません。社会や環境に向き合うとき、いつのまにか人間や自分への関心が薄れてしまっていたのではないでしょうか。

外的な課題に向き合う私たちの内なるサステナビリティを考えること。それは「自分らしさ」の模索、自己の内省であるとも言えます。人間とはなにか、自分とはなにか。それを考えながら、地球や社会とのつながりを見出していく。そんなあり方が、これから必要になっていくはずです。

「自分と世界の“サステナビリティ”を考える」

このテーマを掲げ、「いかしあうつながりがあふれる幸せな社会」を目指し、人・社会・自然の関係をデザインし直す情報発信や学びの場・コミュニティをつくってきたgreenzと、「 誰もが自分の持つ可能性を活かして生きていける未来」をつくるため、様々な困難に対峙する人々のストーリーに光を当てるべく情報発信やイベントを実施してきたsoarで、トークセッションを共催します。

概要

  • 日時:2020年5月13日(水)19時00分〜21時00分(開場18時45分)
  • 会場:当日使用するツールはZOOMというオンライン会議ツールを予定しています
    ※お申込みいただいた方には後ほど当日のURLをお送りさせていただきます。
    ※パソコンやタブレット、スマートフォンのビデオカメラとマイクを使用します。
  • 参加費:学生1,500円(10枚限定) 一般早割1,500円(10枚限定) 一般2,000円(30枚)
    ※学割チケットは、25歳以下の学生の方が対象となります。
  • 定員:50名

ゲスト

小林泰紘さん(株式会社BIOTOPE Creative Catalyst / Ecological Memes 発起人)
鈴木菜央(NPO法人グリーンズ代表理事・greenz.jp編集長)

モデレーター

モリジュンヤ(NPO法人soar理事、株式会社inquire CEO)

司会進行

植原正太郎(NPO法人グリーンズ COO/事業統括理事)
工藤瑞穂(NPO法人soar代表理事、ウェブメディア「soar」編集長)

プログラム

・greenzの活動紹介
・soarの活動紹介
・ゲストによるトークセッション

トークへの参加について

  • みなさまにもご参加いただくワークショップのお時間があります。ワークショップでは、5-6人程度の小グループで対話をしていただき、最後は各グループで語り合ったことを全体で共有する時間を設けます。
  • 参加者のみなさんとの交流の時間を大事にしたいと考えておりますので、パソコンやタブレットのビデオカメラとマイクを使用しての参加を推奨しております。参加者のみなさんに無理なく心地よくご参加いただくため、カメラをオフにした音声のみの参加、カメラとマイクをオフにした視聴のみの参加も可能です。(申込時に参加方法の目安をお伺いしております)

詳細はこちら

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