【受付終了】都市の“辺境”(フロンティア)|岐阜イノベーション工房2020シンポジウム

※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行は、私たちの生活を大きく変化させつつあります。多くの人々が外出時にマスクを着用し、接触を避けるようになり、同居する家族以外の人々との物理空間における距離は大きく離れました。一方で、急速に浸透したオンライン化により、自宅に居ながらにして瞬時に遠く離れた人々と接続できるようになり、情報空間における距離は大きく縮まりました。
こうした変化は、新たな事業にとって絶好の機会です。なぜなら、新たな製品やサービスで世界に変化をもたらすのは非常に困難なのに対して、世界が大きく変化しているときには様々な機会を捉えるだけでいいからです。実際に、この状況下で大きく制約を受けている業態に関わる人々からは「オンライン○○」のような新たな業態が次々と生まれています。このように考え方を転換するためには、自分自身の周辺だけでなくもっと広い視野で世界を眺めることが必要です。
本シンポジウムでは、大阪・関西万博会場招致の策定をはじめ、物理空間と情報空間を同時に建築の対象としてとらえ、都市の概念を再定義しようとしている建築家・豊田啓介さんをゲストにお招きします。豊田さんから、その取り組みにくわえて、その背後にある視点や考え方、課題を学びます。このシンポジウムに参加することにより、大きく変化し続ける世界において生き延びるための新たな展望を得られるかもしれません。

概要

  • 日時:2020年5月27日 13:30〜16:30
  • 会場:オンライン(YouTube Liveを予定)

プログラム

  • 第1部:基調講演
    13:30〜14:00 小林茂
  • 第2部:話題提供と議論
    14:00〜16:00(途中休憩あり) 豊田啓介、小林茂
  • 第3部:岐阜イノベーション工房2020の紹介
    16:00〜16:30 小林茂

登壇者

豊田啓介(建築家、noizパートナー、gluonパートナー)

1972年、千葉県出身。1996年、東京大学工学部建築学科卒業。1996~2000年、安藤忠雄建築研究所を経て、2002年コロンビア大学建築学部修士課程(AAD)修了。2002~2006年、SHoP Architects(ニューヨーク)を経て、2007年より東京と台北をベースにnoizを蔡佳萱、酒井康介と共同主宰。2017年、「建築・都市×テック×ビジネス」がテーマの域横断型プラットフォームgluonを金田充弘と共同で設立。コンピューテーショナルデザインを積極的に取り入れた設計・開発・リサーチ・コンサルティング等を国内外で行う。

小林 茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授)

1970年、愛知県出身。1993年〜2004年、電子楽器メーカーを経て2004年よりIAMAS。2012年、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科単位取得退学。2015年、博士(メディアデザイン学)取得。オープンソースハードウェアやデジタルファブリケーションを活用し、多様なスキル、視点、経験を持つ人々が協働でイノベーションに挑戦するための手法や、その過程で生まれる知的財産を扱うのに適切なルールを探求。著書に『Prototyping Lab 第2版』『アイデアスケッチ』など。

詳細はこちら

記事をシェアする

学芸出版社では正社員を募集しています
学芸出版社 正社員募集のお知らせ