どうすれば日本で自転車利用環境整備が進むのか?
主催 | 比較住宅都市研究会 |
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※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
- 日時:2025年2月3日(月)18時30分~20時30分
- 会場:東京都立大学同窓会 八雲クラブ ニュー渋谷コーポラス10階 1001号室 渋谷区宇田川町12-3
- 参加費:1000円、ネット参加600円
- 詳細・申込:http://home.g08.itscom.net/ebizuka/
内容
現在、ヨーロッパ諸国等では、CO2排出量削減や人々の健康増進、地域活性化など様々な社会的メリットがある乗り物として、自転車の利用促進が行われている。クルマの車線や駐車場を減らし、代わりに自転車走行空間や駐輪場の整備を行い、クルマより自転車が使いやすい街をつくることで、クルマから、自転車・公共交通への転換を図っている。日本でも、自転車の活用を総合的かつ計画的に推進することを目的とし、自転車活用推進法が2016年に成立。さらにその法理念を実現するための具体的な方策を定めた、国の自転車活用推進計画が国土交通省により2018年に策定された。その結果、各地で、自転車利用促進のための施策は実施されているものの、クルマの空間を自転車に転用しようというところまでは、なかなか合意が取れず、ヨーロッパと比較して自転車のためのインフラ整備は遅々として進まない。日本は世界的に見て、北欧諸国やドイツに次いで自転車の利用率が高い国である。しかし、ヨーロッパの自転車先進国と比べて、自転車の使い方や人々の自転車に対する意識に大きな違いがあり、それが自転車インフラ整備の推進を妨げている原因であると考える。その内容、さらにそれを克服するための各地の動きについて紹介し、どうすれば、日本で自転車利用環境の整備が進むのかを皆で考えていきたい。
講師のプロフィール:
藤本芳一氏(自転車ライフプロジェクト代表、輪の国びわ湖推進協議会会長)
1988~96年、精密機器メーカー勤務。’96年?’97年にかけて10ヶ月間南米自転車の旅へ。帰国後、個人事業主としてデザインの仕事を始める。2009年の輪の国びわ湖推進協議会設立時から副会長。2014年から会長。2014年大阪市立大学創造都市研究課修士課程修了。都市情報学修士。現在は個人事業主、自転車ライフプロジェクトとして、自転車マップ作りを中心に、自転車の良さを多くの人に伝え、自転車のファンと適正な利用者を増やしていくための活動を行っている。これまでに日本全都道府県と海外55ヶ国を自転車で走る。共著に『ビワイチ公式ガイドブック びわ湖一周・滋賀じてんしゃ旅』(八重洲出版)『サイクルツーリズムの進め方 自転車でつくる豊かな地域』(学芸出版社)等。
自転車ライフプロジェクト
https://www.bicyclelife.jp
*講師は滋賀からネット参加です。