【受付終了】歴史のなかの現代都市|2019年度 都市史学会大会 シンポジウム(2019/12/15|東京)
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われわれがふだん生活し活動している拠点は多くの場合、現代の都市である。現代はつねに進行形として推移していくので、過去との連続/断絶がどのように起きているのかを明らかにすることは難しい。歴史的時代区分として古代、中世、近世、近代については多少の幅があるものの多くの研究者のあいだで一定の共通認識がすでに定着していると言ってよいが、近代と現代の境目や歴史全体のなかの現代という時代を特定する指標を明示することはきわめて困難である。
今回の都市史学会の大会ではさまざまな時代や地域を専門とする研究者が一堂に会し、みずからの専門領域の研究を通して、現代都市を浮かび上がらせることが目標である。現代都市そのものを論ずるのではなく、それぞれの時代や地域に立脚して歴史のなかから現代都市を逆照射することを試みる。過去に存在した何らかの都市的要素のなかで現代都市に継承されているもの、あるいは断絶してしまったものを意識化することによって、われわれが現在日々体験しているにもかかわらず、よくわからない現代という時代、あるいは現代都市を考えるひとつのきっかけにしたい。
日時
12月15日(日)10:00-17:30
会場
青山学院大学青山キャンパス 14号館12階大会議室
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
登壇者
〔趣旨説明〕
伊藤毅(青山学院大学・東京大学名誉教授)/建築史
〔報告〕
北村優季(青山学院大学)/日本古代史
河原温(放送大学)/西洋中世史
桜井英治(東京大学)/日本中世史
中野隆生(学習院大学)/西洋近代史
妹尾達彦(中央大学)/東洋史
〔コメント〕
池田嘉郎(東京大学)/近現代ロシア史
北河大次郎(文化庁)/土木史