【受付終了】地域の連携による居場所づくりと居住支援ー名古屋市のソーネおおぞねー|比較住宅都市研究会(2019/09/06|東京)

※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

[概要]
◎開催日時:2019/09/06 18:30~20:30
◎会場: 首都大学東京/旧都立大学同窓会 八雲クラブ ニュー渋谷コーポラス10階 1001号室 渋谷区宇田川町12-3
◎詳細・申込:
http://bit.ly/2jmdUMV

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テーマ

地域の連携による居場所づくりと居住支援ー名古屋市のソーネおおぞねー

講師

岡田 昭人氏(おかだ あきと)

名古屋生まれ。合同会社住まい・まちづくりデザインワークス共同代表、早稲田大学都市・地域研究所招聘研究員。埼玉県上尾市や墨田区向島などの木造住宅密集地の整備計画や共同建替え事業などを通して主体形成支援に関わってきた。近年は居住福祉の視点から居住支援法人等に関わり、地域の連携による居場所づくりに取り組んでいる。東京藝術大学大学院後期博士課程環境設計研究室を経て現職。技術士(都市及び地方計画)。共著に「まちづくり市民事業」(学芸出版社 2011)、「住み続けるための新まちづくり手法」(鹿島出版会 1995)、「東日本大震災からの復興まちづくり」(大月書店 2011)、「学校が消えるー公共施設の縮小に立ち向かう」(旬報社 2018)他がある。

趣旨

名古屋にある愛知県住宅供給公社の11階建て賃貸住宅のいわゆるゲタ履き住宅1階のスーパーマーケットが撤退したあと、数年間空いたままになっていた約300坪の店舗を地域の居場所につくりかえて、2018年3月にオープンした地域拠点施設の報告。地域に活用したい土地や施設があっても、どのような場所をつくるのか、誰が運営するのかがはっきりしていない場合がある。ここでは、地域の多様な活動主体や居場所づくりに関心のある人々による研究会を設立することから始め、事業内容や中心となる事業者を決め、空き店舗を改修してNPO法人が運営する居場所をつくった。ゴミとして行政が集めていた資源をここの資源カフェに持ち込むことで、環境を考えることやその活動に参加することとカフェに集うことを組み合わせた仕組みや、そこに障がいのある人も高齢者も一緒に仕事をする場があり、優しく居心地のいい場所となった。また子ども食堂の実施や地域のイベント会場だけではなく、昨年から居住支援法人を設立して、暮らしを包括的に支援する場ともなりつつある。公的施設の利活用や住まいのセーフティネットの課題などと併せ、地域での居場所づくりについて議論したい。