日本都市計画学会が2021年度学会賞などを発表 石川賞にコンパクトシティ研究の谷口守さん
公益社団法人 日本都市計画学会が、2021年度の学会賞・特別功労表彰・年間優秀論文賞の受賞者を発表した。
このうち学会賞で特に顕著な貢献をした個人・団体を表彰する石川賞には、コンパクトシティをはじめとする都市計画・交通計画を主に研究し、『世界のコンパクトシティ 都市を賢く縮退するしくみと効果』などの著書で知られる谷口守さん(筑波大学大学院教授)が選ばれた。受賞対象は「三位一体(研究・制度化・普及啓発)による『コンパクト+ネットワーク』の体現」。
学会は授賞理由について、「氏は30 年以上前、まだ右肩上がりの時代から、未来を先取りした着眼的に基づき、多くの学会、社会に大きな影響を与えた質の高い論文を多数著すとともに、コンパクトシティ政策の担い手の拡大に尽力し、粘り強い取組みにより制度化構築に大きな貢献してきた」などしている。
このほか、本年度から著作も対象となった論文賞で、『平成都市計画史』により饗庭伸さん(東京都立大学大学院教授)が受賞するなどしている。
詳細
- 受賞作品一覧|公益社団法人 日本都市計画学会