コワーキングスペースの動向に関する研究が公開 アメリカのコワーキング関連メディアが調査

  • CoworkingResourcesのウェブサイトで、「グローバルコワーキングの成長に関する研究(2020)」が公開されている。
  • 今回の研究では、コワーキング業界の成長予測がまとめられ、市場動向/大きさ・キャパ/国別数/価格/新型コロナウイルス後の予測、というトピックごとに、世界中におけるコワーキングスペースの展開を概観している。
    研究結果については以下の通り。
  1. 世界のコワーキングスペースの数は今年ほぼ20,000件に達したが、業界の成長率は2021年以降加速し、2024年までには40,000件を超えると予測されている。また2024年までに、500万人近くがコワーキングスペースを利用すると見られており、2020年と比較すると158%の増加である。
  2. Coworker Member’s Choice Awards 2019 によれば、新型コロナウイルス前にはコワーキングスペース運営者の77%が新天地へのオープンを計画し、うち32%は2020年内のオープンを計画していた。
    また回答者の9%近くは、2020年内に8か所以上でのオープンを計画しており、この傾向はコワーキングスペースが特定の地域だけではなく、地域全体を盛り上げる小さな連鎖に変わってきていることを示す。
    ちなみにに現時点では、回答者の52%が1拠点、28%が2,3拠点、12%が8つ以上の拠点で運営している(※翻訳にあたり小数点以下省略)。
  3. コワーキングスペースの大きさとキャパシティに関する調査では、アジアのコワーキングスペースは平均キャパが114人、南アフリカは54人と報告されている。とくに中国は施設あたりのキャパが最も大きく、平均282人にも上る。これはアメリカの平均キャパ 105人の2倍以上である。
  4. アメリカは最も多い3700以上のコワーキングスペースを抱え、インドが2197か所と続く。日本は411か所で9番目に多い。

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Global Coworking Growth Study 2020

2020/07/03/CoworkingResources