文化庁が兵庫県たつの市龍野と鹿児島県南さつま市加世田麓の一部地区を「重要伝統的建造物群保存地区」として新たに選定することを答申 累計120地区に

龍野町下川原(Image: 663highland by GFDL+creative commons 2.5)

文化庁は、兵庫県たつの市龍野の一部地区と、鹿児島県南さつま市加世田麓の一部地区を、それぞれ新たに重要伝統的建造物群保存地区に選定することを文部科学大臣に答申したと発表しました。それぞれ「たつの市し龍野伝統的建造物群保存地区」「南さつま市加世田麓伝統的建造物群保存地区」として新たに加わり、重要伝統的建造物群保存地区は、計120地区となる予定です。

発表によれば、このうち「たつの市し龍野伝統的建造物群保存地区」においては、うすくちしょうゆの発祥地として醸造用で栄えた龍野城下の商家町の一帯(約15.9ha)が指定されており、その理由として「江戸時代に形成された町まち割わりを残すとともに,軒が低く大壁造の古式な町家や醸造等に関わる重厚な土蔵等がよく残り,中世を起源とする西播磨の城下町としての歴史的風致をよく伝え,我が国にとって価値が高い」などとまとめられています。

詳細

重要伝統的建造物群保存地区の選定について

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1421981.html

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公開日:2019/10/18
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