『都市の<隙間>からまちをつくろう』著者・大谷悠さんが「建築雑誌」で本書について紹介されています

都市の<隙間>からまちをつくろう ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた』著者・大谷悠さんが「建築雑誌」(2020.12)で本書について紹介されています。

接書は、「空き家・空き地に対してどのような利活用の施策を打ち出すべきか」という都市計画的な解法を示すわけでも、「空き家・空き地の不動産価値をいかに上昇させ、市場にもどすか」といういわゆる不動産リノベーションの解法を示すわけでもない。
不動産市場からも都市計画からも見放された都市の〈隙間〉こそが、人びとが自らの手で新たなアクティビティをおこし、まちをつくり変えていく舞台となる空間なのだという視点から、〈隙間〉に生じた人々の蠢きをじっくりと紐解いていくことで、これからの都市を考えていくことを目的としている。

著者プロフィール

大谷 悠(おおたに・ゆう)

まちづくり活動家・研究者。1984年東京生まれ。2010年単身渡独、2011年ライプツィヒの空き家にて仲間とともにNPO「日本の家」を立ち上げ、以来日独で数々のまちづくり・アートプロジェクトに携わる。2019年東京大学新領域創成科学研究科博士後期課程修了、博士(環境学)。同年秋から尾道に在住、「迷宮堂」共同代表として空き家に住みながら改修し、国籍も文化も世代も超えた人々の関わり合いの場にしようと活動中。2020 年4 月より尾道 市立大学非常勤講師。ポスト高度成長とグローバリゼーションの時代に、人々が都市で楽しく豊かに暮らす方法を、欧州と日本で研究・実践している。
主な著書・論文・作品: 『CREATIVE LOCAL-エリアリノベーション海外編』(共著、学芸出版社、2017)「都市の〈間〉論-1990年以降のライプツィヒ東西インナーシティを事例に」(博士論文、東京大学、2019)、映像作品『40㎡のフリースペース-ライプツィヒ「日本の家」2015-2017』(2018)

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