今日のニュースレター|6.18『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる』出版記念トークin京都 ほか
***学芸出版社からお知らせです***
先日、四条烏丸を通った際にお囃子が聞こえてきました。7月にある祇園祭の準備です。こうした音で季節を感じるのは風情がありますよね。皆さんの地域ではどんな音があるでしょうか。(編集F)
地域の資源をどうみつけるか?『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる』出版記念トークin京都(2022/6/18 京都)
※このイベントの主催者:『おもデザ』制作チーム
日時:2022年6月18日 (土) 16時~18時半頃
会場:QUESTION 4F(京都市中京区下丸屋町390-2)
参加費:1500円
今年3月に刊行された書籍『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる』(学芸出版社)。その土地ならではのデザインに取り組む、日本各地のデザイナー21名による一冊です。現在、制作チーム(編著者・編集者)が全国行脚をしながら、各地の皆さんとその地域の可能性について対話を重ねています。
京都会のゲストには、本書の編著者であり、デザイナーの新山直広さん(TSUGI/福井県鯖江市)、坂本大祐さん(OFFICE CAMP/奈良県東吉野村)のほか、京都の京北エリアで活動するデザインファーム「ROOTS」の共同代表・曽 緋蘭さん、中山 慶さんをお招きします。
ROOTSの取り組みやその信条をお聞きしながら、7つの産業が集積する街「鯖江」、そして人口1700人の過疎村「東吉野」で活動するデザイナー2人の視座から、京都における「地域×デザイン」の実践について深掘りしていきます。
詳細・申込はこちら!
https://forms.gle/sBeefp1DCga6SCDV8
オルムステッドから考える公園の社会的役割とデザイン|2022年度日本造園学会全国大会 ミニフォーラム2(2022/6/19 北海道,オンライン)
※このイベントの主催者:日本造園学会
日時:2022年6月19日(日)15:05~16:35
会場:北海道大学農学部/オンライン配信
2022年度日本造園学会全国大会 ウェブページ
2022 年の今年,フレデリック・ロー・オルムステッド(1822-1903)は生誕 200 周年を迎える。オルムステッドの名は,ニューヨークのセントラルパークの共同設計者として,またランドスケープ・アーキテクチャーの創始者として広く知られているが,彼のデザインの背景にある社会思想は未だ十分に理解されていない。
オルムステッドは,生活環境の改善と民主主義の醸成を目指して,ヨーロッパ各地の都市・公園緑地を参照しながらアメリカの公園像を模索した。
一方,2023 年は,太政官布達第 16 号によって日本に公園制度が導入されてから 150 周年の節目である。近年では,官民の連携強化によって,ハードとソフトの両面から市民がより親しみやすい公園の在り方が模索されている。
本フォーラムは,これからの日本の公園を展望するための足掛かりとして,オルムステッドおよびニューヨーク市の活動に焦点を当て,都市公園の社会的役割とデザインを再検討する。
登壇者
モデレーター 近藤亮介(東京藝術大学)
話題提供者 島田智里(ニューヨーク市公園局)
話題提供者 平松宏城(株式会社ヴォンエルフ/株式会社 Arc Japan)
関連書籍
学芸出版社より2022年秋刊行予定!
『オームステッド セントラルパークをつくった男~時を経て明らかになる公共空間の価値』
Witold Rybczynski 著、平松宏城 訳
オームステッドがセントラルパークで目指したのは誰もがアクセスでき心身の健康を保てる都市公園だった。そして都市のグリーンインフラ、国立公園などの思想とデザインを切り拓いていく。政治や経済に翻弄されながらも、公共性を守り抜いた先駆者の一生と哲学を描いた本書は、ランドスケープの必読書である。
『オームステッド セントラルパークをつくった男 ――時を経て明らかになる公共空間の価値』Witold Rybczynski 著・平松宏城 訳