今日のGD|新刊『素が出るワークショップ』刊行記念イベント(10/28)、新刊『ポルトガルの建築家 アルヴァロ・シザ』刊行記念イベント(10/29)ほか

饗庭伸×青木彬×角尾宣信×安藤哲也「これからのワークショップ~福祉・アート・まちづくりの現場から」

9月に『素が出るワークショップ 人とまちへの視点がかわる22のメソッド』が発売されました。

同書は、
アイスブレイクは盛り上がれば良いの?
ワークショップをすることがアリバイになってない?
コミュニティ活動では本気で語りあえている?
今ある価値観に固まってしまってない?
……そういった問いに応えるべく、まちづくり・アート・福祉の現場で追究された22の技術と本音の議論をまとめた、現場で悩む方々の羅針盤となる一冊です。

同書の刊行を記念してトークイベントを開催します。
出演は、同書の著者である東京都立大学都市環境学部教授の饗庭伸さん、インディペンデント・キュレーターの青木彬さん、東京大学大学院の総合文化研究科博士課程に在籍している角尾宣信さん、柏アーバンデザインセンター副センター長であり、ボードゲームカフェ武蔵新城店店長を務める安藤哲也さん。

当日は、現場から届いた最新の試みをご紹介しつつ、ワークショップ本来の目的と醍醐味を振り返ります。

概要

  • 日 時:2020年10月28日(水)19:00~21:00
  • 場 所:オンライン(Zoomのウェビナー機能)
  • 入場料(税込):
    【配信参加】1650円
    【配信参加+サイン本】1650円+『素が出るワークショップ』2750円
  • 詳細はこちら

ゲスト

饗庭伸

1971年兵庫県生まれ。東京都立大学都市環境学部教授。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(工学)。東京都立大学助手などを経て2017 年より現職。専門は都市計画・まちづくり。著書に、人口減少時代の都市計画の理論をまとめた『都市をたたむ』(2015 年・花伝社)、昭和の津波から東日本からの復興にいたるまでの東北の小さな村の時間をまとめた『津波のあいだ、生きられた村』(共著、2019 年・鹿島出版会)など。

青木彬

1989年東京都生まれ。インディペンデント・キュレーター。首都大学東京インダストリアルアートコース卒業。様々なアートプロジェクトを通じて、日常生活でアートの思考や作品がいかに創造的な場を生み出せるかを模索している。社会的擁護下にある子どもたちとアーティストを繋ぐ「dearMe」企画・制作。まちを学びの場に見立てる「ファンタジア!ファンタジア!─生き方がかたちになったまち─」ディレクター。都市と農村を繋ぐ文化交流拠点「喫茶野ざらし」共同ディレクター。

角尾宣信

1985年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。専門は映画研究、表象文化論。共編著を担当する『渋谷実 巨匠にして異端』(水声社)が2020 年10月出版予定。主な共訳書に、ボリス・グロイス『アート・パワー』(現代企画室・2017 年)など。研究の傍ら、都内や近郊の介護施設での映像鑑賞プロジェクト「シルバーシネマパラダイス!」、高齢者の方との映像制作プロジェクト「えいちゃんくらぶ」を企画運営。

安藤哲也

1982年千葉県生まれ。明治大学大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程修了。都市計画コンサルタント事務所を経て独立。様々な現場での実務をとおし、まちと人のインターフェースをデザインすることが重要だと考えるようになる。本業である「まちづくり」と、副業である「ボードゲーム」を融合させた「ソーシャルデザインゲーム」を開発し、大切な社会課題をゲーム化し、楽しく遊びながら知り・学び・考えさせることを目指している。現在は柏アーバンデザインセンター(UDC2)の副センター長と、ボードゲームカフェ武蔵新城の店長がメイン業務。

書籍詳細

『素が出るワークショップ 人とまちへの視点を変える22のメソッド』饗庭伸・青木彬・角尾宣信 編著

 

新刊『ポルトガルの建築家 アルヴァロ・シザ』刊行記念

〈ポルトガルから生配信!〉シザ建築とポルトガルの人・街・生活念

今年87歳になる巨匠アルヴァロ・シザ。
その素顔を弟子である伊藤廉氏が7年に渡る取材・執筆を経て、書 下ろされました。
絶えず描かれるスケッチ、寡黙ながら時に発せられる辛らつな言葉 、建築への純粋な愛情。
モダニズムを超えた静謐な空間で世界的評価を得てきたアルヴァロ ・シザの世界を紐解いています。
当日は、ポルトガルのポルト市在住の伊藤氏と、長年シザ建築に注目されてきた吉村有司氏が、ポルトガルの街や人々、そこに建つシザ建築の魅力を探ります。
奮ってご参加ください。

概要

  • 日 時:2020年10月29日(木)19時~20時30分頃
  • 場 所:Youtube Live(限定配信)
  • 参加費:ご視聴のみ=1200円、本のご購入+ご視聴=4000円
  • 詳細はこちら

登壇者

伊藤廉

1974 年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻修了後、㈱フジタ勤務、Architectural Association School of Architectureを経て、2004?2011年アルヴァロ・シザ事務所に勤務。2018 年リスボン大学より博士号授与。ロータリー財団国際親善奨学生、文化庁新進芸術家海外研修制度研修生。現在、Ren Ito Arq.( 伊藤廉建築設計事務所)主宰、ポルトガル在住。著書に『ALVARO SIZA DESIGN PROCESS( アルヴァロ・シザ デザインプロセス)』(IST press、ポルトガル)、『海外で建築を仕事にする』(共著、学芸出版社)

吉村有司

東京大学先端科学技術研究センター特任准教授。愛知県生まれ、建築家。2001年より渡西。ポンペウ・ファブラ大学情報通信工学部博士課程修了。バルセロナ現代文化センター、バルセロナ都市生態学庁、マサチューセッツ工科大学研究員などを経て2019年から現職。ルーヴル美術館アドバイザー。主なプロジェクトに、バルセロナ市グラシア地区歩行者計画、機械の眼から見た建築デザインの分類手法の提案など、ビックデータやAIを用いた建築・まちづくりの分野に従事。Urban Sciences Lab(https://urbansciences.jp/)にて研究情報を、「地中海ブログ」にて、ヨーロッパの社会や文化について発信している。著書に『海外で建築を仕事にする2』(共著、学芸出版社)

書籍詳細

『ポルトガルの建築家 アルヴァロ・シザ』伊藤廉 著

 

実践から学ぶ地方創生と地域金融』著者・江口晋太朗さんゲスト

循環型で持続可能な地方でのデザイン(VUCA labo #007)

持続可能な地域事業を成功させるには、民間企業だけではなく、金融機関との連携が非常に重要です。

今回のゲストである江口晋太朗さんは、先月、元日本銀行金融高度化センター副センター長の山口省蔵さんとの共著で『実践から学ぶ地方創生と地域金融』を上梓しました。地域金融の観点からのまちづくりについてまとめた国内では初の書籍で、全国11箇所の地域で地方金融が連携して、地方創生を成功させてきた事例が挙げられています。

江口さんはこれまで、市民主体の行動を通じた当事者意識の醸成と地域における包接型社会に向けた取り組みをまとた『日本のシビックエコノミー』や、「都市」の「つながり」を軸にネットワーク理論をもとにした「拡張した市民性」を論じた『孤立する都市、つながる街』などの執筆や事業支援を通して、都市や地域で、行政と民間、金融が連携した事業スキームについての知見をお持ちの方です。

不確実な時代において、循環型で持続可能な地方をデザインするために重要なポイントをお話をしていただいた上で、参加者のみなさまとのディスカッションも進めていきたいと考えています。

概要

  • 日 時:2020年10月21日(水)20:00〜21:30
  • 場 所:オンライン
  • 参加費:2000円(社会人枠)、1000円(大学生以下学生枠)
  • 詳細はこちら

ゲスト

江口晋太朗

TOKYObeta代表。編集者、ジャーナリスト、プロデューサー。
「都市と生活の編集を通じて、誰がもその人らしい暮らしができる社会に」をテーマに、都市や地域の経済開発、事業創造、ブランディングなど幅広く取り組む。著書に『実践から学ぶ地方創生と地域金融』(学芸出版社)『孤立する都市、つながる街』(日本経済新聞社出版社)『日本のシビックエコノミー』(フィルムアート社)他。

関連書籍

『実践から学ぶ地方創生と地域金融』山口省蔵・江口晋太朗 著