京都市がクラウドファンディングサイト「READYFOR」でプロジェクトを開始 ふるさと納税を通じてアーティストの海外展開を支援
京都市が、クラウドファンディングサービス「READYFOR」の自治体向けプログラム〈READYFOR ふるさと納税〉を活用し、ふるさと納税を通じたアーティスト支援に全国で初めて取り組んでいます。
今回発表されすでに募集が始まっているのは、「京都から世界の現代アート市場へ|新・芸術家助成」と題されたプロジェクトで、現代アートの分野で活躍する若手アーティストが世界のアート市場に進出することを応援・助成するものです。
プロジェクトを通じて集まった資金は、居住・制作環境や作品発表など従来から同市が取り組んできた支援に加え、「作品を販売する機会」への支援にも活用されるとのことです。
目標金額は500万円で、2019年12月25日(水)23時まで受け付けられています。
詳細
ふるさと納税:京都から世界の現代アート市場へ|新・芸術家助成
https://readyfor.jp/projects/kyotocityart
以下、READYFORのプレスリリースより
■プロジェクト実施背景
京都市は、1978年に「世界文化自由都市宣言」を発表し、文化を大切にする街を目指してきました。市内には8つの美術系大学があり、毎年2,000人以上の卒業生を輩出していますが、大学卒業後に創作活動を続けることが難しい状況です。
若手アーティストが活動を続けるには、作品の「制作」「発表」「販売」の3つの機会が必要です。これまで京都市では、「制作」「発表」の支援をしてきましたが、「販売」に対する支援は十分に取り組めておらず、クラウドファンディングを通じて作品販売に必要な寄附金を集めることになりました。
日本のアート市場の世界シェア率は低く、更なる販売の機会を得るには日本のアーティストが海外で活躍する機会が必要です。日本の若手アーティストが、京都から世界の現代アートマーケットに進出し作品を販売する機会を作るため、ギャラリーに所属していないアーティストも市内のギャラリーを通じて海外アートフェアに参加できるよう京都市がサポートします。
■京都市長からのコメント
世界への飛躍を目指し、溢れる才能を磨き続けるアーティストたち。その夢の実現のためには、周囲の方々のサポートが大きな力になります。
京都はいつの時代も、市民ぐるみ、まちぐるみで芸術家を応援してきました。この度、その伝統をいかし、ふるさと納税を活用して可能性に満ちたアーティストを世界のアート市場へと送り出す「全国初」の試みをスタートします!
多くの皆様の御賛同の下、このプロジェクトを成功させることで、アーティスト支援の機運が全国へと広がり、京都はもちろん、日本中のアーティストが世界のアートシーンで活躍する未来を実現できる。私はそう確信しています。
文化芸術を愛する全国の皆様。本プロジェクトにどうぞ温かい御支援をお願いいたします!
■プロジェクト概要
「ふるさと納税:京都から世界の現代アート市場へ|新・芸術家助成」
- 実行者 :京都市
- 目標金額:500万円
- 形式 :寄附型 / All-in ※プロジェクトの目標金額に到達しない場合も、実行者は資金調達が可能です。
- 公開期間:2019年10月23日(水)〜12月25日(水)23時
- 資金使途:若手アーティストのアートフェア出展費用
- 概要 :若手の現代アートのアーティストがアート市場へ進出することを応援・助成するプロジェクトです。これまで京都市では、アーティストへの支援として、居住・制作環境の支援、作品発表・展示の場の支援に力を入れてきました。これらに加えて「作品を販売する機会」にも着目した支援を行います。
- 詳細:
https://readyfor.jp/projects/kyotocityart