「空き家が示す自治の課題と現代総有」シンポジウム

主催 主催:現代総有研究所/協賛:エイチタス株式会社/協力:ほんの木
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:7月26日(土)13:30-16:30
  • 会場:シティラボ東京(東京都中央区京橋3-1-1東京スクエアガーデン6階)
  • 参加費:
    ・会場参加 2,000円(会報「現代総有」7号付)(現代総有会員及び「現代総有」7号ご持参の方は1,300円)
    ・オンライン参加 1,000円
  • 定員:会場参加 50名/オンライン参加 100名
  • 詳細・申込:https://select-type.com/ev/?ev=62zjKBHM0Vg

内容

現代総有イベント『空き家が示す自治の課題と現代総有』シンポジウム

人口減少に伴い増加する空き家は、生活環境の荒廃や地域自治の機能低下を象徴する深刻な課題です。本イベントでは、空き家を切り口に、地域再生と自治の未来、さらには持続可能な都市の形成に向けた道を探ります。先駆的な実践者や建築・法制度・政策の専門家を交え、制度の再設計や市民による主体的な地域づくりの可能性について議論し、持続可能な地域社会に向けた行動の契機を共有します。

▼プログラム(予定)
13:30-13:35 開会あいさつ・趣旨説明
13:35-13:55 キーノートスピーチ「空き家が示す自治の課題と現代総有」
五十嵐敬喜(現代総有研究会 代表/弁護士/法政大学名誉教授)
本シンポジウム開催にあたり、各セッションを貫く問題提起を行います。空き家の問題をどう捉えるべきか。そして、解決の道筋を創り出すためには、どのような考え方が必要なのか。代表の五十嵐からみなさまへ論点を提示します。

13:55-15:00 セッション1 現場からの報告
報告① 空き家と起業「空き家起業と地域衰退の社会的解決」
登壇者:丑田俊輔氏(ハバタク株式会社 代表取締役)
モデレーター:原 亮(現代総有研究会/エイチタス株式会社 代表取締役)
秋田県五城目町で丑田氏が実践する「朝市通りの空き家活用」や「森山ビレッジ」などを題材に、空き店舗や遊休土地を活動規模に応じた経済設計で再生する手法や、
多様な主体者が関わり合う取組について紹介します。起業による空き家活用の有効性と限界はどこにあるのか。そして起業の実践が、公共と私的領域のあいだの中間領域(コモンズ)に何を築いていくのか、掘り下げていきます。

報告② 空き家と自治「自治体が描く空き家戦略」
登壇者:神崎勇夫氏(鶴岡市 建設部 都市計画課 主幹)
モデレーター:日置雅晴(現代総有研究会/弁護士/神楽坂キーストーン法律事務所)
鶴岡市のランドバンク事業を題材に、同市で起こっている空き家や遊休不動産の現状や課題をデータなどに基づいて把握し、地域で何が起きているのか、どこに構造的な問題があるのかを報告者の視点で読み解きます。あわせて、この先どのような戦略でこれらの問題に向き合い、利活用や再生に向けた取り組みを進めていくべきなのか、今後の方向性についても議論を行います。

15:00-15:10 休憩

15:10-15:50 セッション2 マンション法改正と空き家
登壇者:吉原祥子氏(東京財団 研究員/マネージャー)
モデレーター:宮﨑一徳(現代総有研究会/みんなの政策研究所)
*動画メッセージ:杉尾秀哉氏(参議院議員)
土地基本法等、一連の法改正でのマンション法改正への流れや実効性への疑問について、モデレーターから問題提起を行い、同法改正で国会質疑に立った杉尾議員のコメントを紹介。吉原氏からは、土地基本法等、一連の法改正とマンション法改正の評価、「マンション空き家」の特異性や対応の難しさなどについて、コメントをいただきます。

15:50-16:20 コメンテーターによるコメント
コメンテーター:鎌野邦樹氏(早稲田大学名誉教授)
:山本理顕氏(建築家)
:五十嵐敬喜(現代総有研究会 代表/弁護士/法政大学名誉教授)
各セッションの報告・議論を受けて、3名のコメンテーターが各々の見解に沿ってコメントをします。

16:20-16:30 アクション宣言/閉会あいさつ
現代総有研究会として、今後起こすべきアクションについて宣言します。また、参加者のみなさまも、ご自身で今度実践したいことなどを自由に表明ください。