矢吹剣一×饗庭伸「人口減少――都市の曲がり角を読む」|『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』レクチャーシリーズ Vol. 18

主催 株式会社学芸出版社
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

内容

都市について学ぶなら押さえたい話題について、気鋭の実務者・研究者が24のテーマ・約230のキーワードでまとめたハンドブック『都市を学ぶ人のためのキーワード事典』。
このレクチャーシリーズでは、本書の編著者・執筆者をゲストに迎え、テーマについて参加者とともにディスカッションするトークライブを開催します。

第18回目のテーマは、「人口減少」です。

日本の人口は減ります。減り続けます。人口が増えることを前提としていた都市計画やまちづくりは、減ること、あるいは増えたり減ったりすることを前提としたものへと、180度近い転換をはからなければなりません。
曲がり角を急に折り返すことはできないので、これから何年もかけて曲がり角を曲がることになります。

日本の人口減少は、移動による人口減少ではなく、多くの人口が亡くなることによる「移動によらない人口減少」であることに特徴があります。これを踏まえ、どのようなキーワードを押さえておけばよいのか、ゲストとともに考えます。

ぜひご参加ください。

出演

矢吹剣一(やぶき けんいち)

横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院・准教授。1987年生まれ。筑波大学第三学群社会工学類卒業。東京大学大学院工学研究科都市工学専攻修士課程および博士課程修了。博士(工学)。一級建築士。神戸芸術工科大学助教、東京大学先端科学技術研究センター特任助教等を経て、2022年より現職。主な著書(共著)に『土地はだれのものか 人口減少時代に問う』(白揚社)など。

饗庭 伸(あいば しん)

東京都立大学都市環境学部教授。1971 年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院工学系研究科建設工学専攻博士課程退学。博士(工学)。東京都立大学助手、准教授を経て、2017年より現職。主な単著に『都市をたたむ』『平成都市計画史』(花伝社)、『都市の問診』(鹿島出版会)、共編著に『まちづくりの仕事ガイドブック』(学芸出版社)、『津波のあいだ、生きられた村』(鹿島出版会)、『シティ・カスタマイズ』(晶文社)など。

プログラム

  • [話題提供]「人口減少」について学ぶための事例とキーワード
    /矢吹剣一

    • 書籍で紹介しているキーワードについてのアウトラインや参照したい事例について解説します。
  • [クロストーク&ブックレビュー]人口減少――都市の曲がり角を読む
    /矢吹剣一×饗庭伸

    • 話題提供を受け、論点を整理しながらディスカッションします。
    • 人口減少をテーマにした都市系の書籍をピックアップし、レビューしながらご紹介します。
  • [質疑応答]矢吹剣一×饗庭伸×参加者の皆さま
    • 学習・研究・実務にかかわる方々からの質問にお答えしながらディスカッションします。