原子力と都市計画ー東海村の危険な歴史

主催 比較住宅都市研究会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2025年4月24日(木)18時30分~20時30分
  • 会場:現地・オンライン併催/現地:東京都立大学同窓会 八雲クラブ ニュー渋谷コーポラス10階 1001号室 渋谷区宇田川町12-3
  • 参加費:1000円、ネット参加600円(学生は無料)
  • 詳細・申込:http://home.g08.itscom.net/ebizuka/

内容

20年間、東海村で調査をつづけてきました。これほど長く通ったフィールドは他にありません。まだ、私が大阪にいたとき,臨界事故を起こしたJCOが住宅地のなかにあって多数の住民が強制避難をさせられたという報道に接して、村の都市計画が原子力に屈服しているイメージを持ちました。今回の講演は、国策によってつくられた原発都市・東海村のあり様を、大日本帝国の植民地統治から解いていきます。地域支配は今日も継続しており、支配関係はより強化されようとしています。原子力と都市計画の歴史を知れば、人間の定住環境のなかに原発を置くことなどできないことは、すべての人に理解されるはずです。

講師のプロフィール:
乾 康代氏(新建築家技術者集団代表幹事、元茨城大学教育学部教授)
住居学,都市計画研究者。『原発都市:歪められた都市開発の未来』(幻冬舎ルネッサンス新書),『原発「廃炉」地域ハンドブック』(東洋書店新社)など。
ブログ「須和間の夕日」https://musashi-mutsuko.amebaownd.com