公益財団法人都市づくりパブリックデザインセンターが第22回まちづくり・都市デザイン競技への参加者を募集中 対象地域は愛知県岡崎市の「岡崎城周辺地区」
公益財団法人都市づくりパブリックデザインセンターが、第22回まちづくり・都市デザイン競技について、愛知県岡崎市の「岡崎城周辺地区」を対象に実施することを発表しています。
名鉄名古屋本線「東岡崎駅」から西へ約1.5㎞、南北の幅約200~600mに広がる約80haのエリアを対象とし、「居心地が良く歩きたくなるまちなかからはじまる都市の再生」がテーマに掲げられています。
審査委員長は、神戸芸術工科大学教授で東京大学名誉教授の西村幸夫氏が務める予定です。応募登録の締切は2020年2月14日(金)まで、提出締切は2月28日(金)です。
また実施に先立ち、2019年11月5日(火)に、現地視察を兼ねた説明会が同市内で開催されることも併せて発表されています。説明会への申込期限は、10月29日(火)です。
以下、応募要領より
1.趣旨
これからのまちづくりにおいては、そこに生活し活動していることの豊かさが実感でき、誇りのもてる優れた景観を備えた環境整備が重要になっています。
現在の活動にふさわしい新たな都市景観の形成には、まちの歴史や環境に配慮しながら、その都市固有の品格を備え洗練された表現と演出が求められ、その魅力が都市に活力を呼び戻し、新たな賑わいを伴って、まち全体が活性化していくことが期待されています。こうしたまちづくりの課題を踏まえ、本「まちづくり・都市デザイン競技」は、地域にふさわしい整備構想とまちのデザインについての提案を広く一般から募り、まちづくりに対する国民の関心を高めるとともに、活力ある美しい景観を備えたまちづくりの実現に寄与することを目的として、平成10年度より毎年実施しており、今年度で第22回目を数えます。
2.対象地区
愛知県岡崎市の玄関口である名鉄名古屋本線「東岡崎駅」から西へ約1.5㎞、南北の幅約200~600mの「岡崎城周辺地区」(約80ha)とします。
東岡崎駅を出て北へ向かうと、市街地を東西に貫く一級河川矢作川水系「乙川」が現れます。この乙川に架かる令和2年3月供用開始予定の新たな人道橋「桜城橋」を横目に通り過ぎると、間もなく市のシンボル「岡崎城」のある岡崎公園にたどり着きます。緑豊かな公園を抜け、板屋町の旧東海道沿いに町屋がわずかに残る住宅地を通り抜けると、八帖町に至り、伝統産業の八丁味噌造りの蔵並みが続くまちなみ景観に歴史的な風情を感じることができます。
当該地区では、豊かな自然と伝統ある歴史文化、そこに寄り添う暮らしや営みが集積している強みを活かし、居心地が良く歩きたくなるまちなかを形成することが期待されています。
この地区は、市が平成27年度に着手した乙川リバーフロント整備地区の一部(東岡崎駅エリア、乙川エリア、岡崎城・伊賀川エリアの各一部)と重複した地区設定となっており、「東岡崎エリア」「乙川エリア」「岡崎城・伊賀川エリア」にはそれぞれの特性に合った定義と将来像が設定されているので参考にしてください。
その他詳細
第22回(2019年)募集トップページ
https://www.udc.or.jp/publics/index/335/
応募要領