令和3年一級建築士試験「学科の試験」の結果発表 4832人が合格で合格率15.2%

  • 2021年7月11日に実施された一級建築士試験「学科の試験」の結果が発表された。実受験者数 31,696人 のうち、合格者 4,832人、合格率 15.2%。昨年に比べて合格者数・合格率が大きく動いた。
  • 今年の合格基準点(総合)は【 87点 】、基本的な水準と想定している90点から-3点となった。報道発表資料によると、基準点に関しては以下のとおり。

……(冒頭省略)…… 合格基準点について、各科目は過半の得点、総得点は概ね90 点程度を基本的な水準として想定していたが、本年の試験問題は例年に比べて学科Ⅰの難易度が高く、また、総じて難易度が高かったことから、上記合格基準点としている。

  • 数字を過去の試験結果と比較すると、以下のとおり。
<実受験者数>

昨年+1,287人(104.2%)。受験要綱が変わり受験者数が非常に大幅に伸びた【一昨年 – 昨年比】に比べるともちろん少ないが、過去5年間の結果を振り返ると、大きく増加したといえる。

<合格者数>

昨年-1,463人(76.8%)。平成29年・30年と同程度である。合格者数は一昨年、昨年と増加が続いていたが、今年は大幅に減少した。

<合格率>

昨年-5.5%。今年は受験者数が増加したものの、合格者数のほうが大幅に減少したため、過去5年と比べて一番低くなった。一昨年(令和元年)は22.8%、昨年(令和2年)は20.7%と合格率は高くなる傾向があったが、大きく下がる結果となった。

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令和3年一級建築士試験「学科の試験」の合格者の発表について

(2021/09/07|建築技術教育普及センター)