神奈川県建築士会が「新型コロナウィルス感染拡大による外出自粛期間における子どもの生活についての緊急アンケート調査」の集計結果を報告
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する最新の情報は、内閣官房のウェブサイトをご覧ください
- 神奈川県建築士会技術支援委員会子どもの生活環境部会から「新型コロナウィルス感染拡大による外出自粛期間における子どもの生活についての緊急アンケート調査」の集計結果が報告され、自粛期間中の子育て世帯における生活の様子がわかった。全体的に同居する「未就学児がいる方」「小・中・高校生がいる方」「同居する子どもがいない方」などに分けて回答を整理しており、子どもの年代別の家での過ごし方や学習の仕方、遊び方などについて比較的具体的な様子が読み取れる。アンケートは2020/05/14~31にオンラインにて広く一般に対し実施され、神奈川県を中心とした首都圏と北陸在住者等から382件の回答を得ている(福井建築士会の協力があったとのこと)。
- 全体的に子どもがいる世帯の方が多く、「小学生がいる」と答えた人が最も多かった。「外出・外遊びについて」の項目では、外出自粛期間どの年代の子どもも、外で遊んだり、出かけるという回答が「外で遊ぶことはほとんどない」という回答を上回り、未就学児については「近くの公園などに親と一緒に出かけている」と答えた人が48%と最多だった。関連して、公園や緑道での子どもの遊びについては、子どもがいる・いないに関係なく、利用者同士が気をつけたり公園のルールを守れば良いという回答が半数以上を占めた。
- 子どもの様子以外にも「部屋の使い方について」の項目では、自粛期間中の自宅勤務や自宅の使い方の変化がわかった。今回のアンケートでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のために自宅勤務になった人は全体の約半数となる48%で、自宅勤務で困ることとして「仕事とプライベートの切り替え」を筆頭に、「困ったことは特にない」「子どもや家族やペット」「テレビ会議がしにくい」「仕事をする場所」の順で回答数が多く、わずかに「雑談や雑務がなく、集中しすぎ」などの回答があった(複数回答可)。自粛前後で使い方を変えた部屋・場所については「特にない」と答えた人が多いものの、「リビングやダイニング」「寝室」「ベランダ」などはやや回答が集まっている。いずれの結果も、ウィズコロナ時代の空間設計・暮らしの提案のヒントとなりそうだ。
詳細
新型コロナウィルス感染拡大による外出自粛期間における子どもの生活についての緊急アンケート調査
(2020/06|神奈川県建築士会技術支援委員会 子どもの生活環境部会)
https://kdmkanagawa.wixsite.com/mysite-4
アンケート集計結果