利用できる公園の広さや一人当たりの面積に人種・所得間で大きな格差 米国内14,000地域を対象にした調査で判明
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- アメリカの非営利トラスト団体 “Trust for Public Land” が、合衆国内の14,000地域を対象とし、公園のあり方に着目して実施した新たな調査の結果を発表した。
- それによると、白人以外(黒人・先住民・ラテン系・アジア系など)が多数を占める地域は、白人が多数を占める地域に比べて、徒歩10分圏内にある公園の広さが半分程度しかなく、単位人口当たりの面積も約5分の1しかないことが判明した。
- また所得階層別にみると、低所得層が居住する地域は、高所得層が暮らす地域に比べて、徒歩10分圏内にある公園の広さが約4分の1しかなく、単位人口当たりの面積も約4分の1にとどまることがわかっている。
- 今回の調査は、コロナ禍によりビーチやプールなど公共の“冷却地”が閉鎖されているなか、熱波が頻発する近年の気候状況を踏まえ、「避暑地」としての公園の役割を明らかにしようとして実施されたもの。徒歩10分圏内に公園のある地域は、そうでないいわば“公園砂漠”(park deserts)に比べて約6度も気温が低いとの結果も報告している。
詳細
The Heat is On
https://www.tpl.org/the-heat-is-on
US parks in minority neighborhoods half the size of those in white areas
https://www.theguardian.com/us-news/2020/aug/05/us-parks-minority-neighborhoods-smaller-more-crowded