国連世界観光機関がGoogleと提携しアフリカの観光再生を支援 データマネジメントやデジタルマーケティングなどに関する専門的な知見を提供へ
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- 国連世界観光機関(UNWTO)はこのほど、コロナ禍で落ち込んだアフリカの観光業の復興を支援するにあたり、Googleと提携して、データマネジメントやデジタルマーケティングに関する専門的知見の活用などで各国を支援してゆくと発表した。
Googleにより各国のDMO(Destination Marketing Organizations)担当者向けに設計されたオンラインカリキュラムの提供などが行われ、トレンドの予測や観光者のニーズ把握など、観光業のデジタル・トランスフォーメーションに向けた取り組みを進めるという。 - UNWTOの調査によれば、観光業は、アフリカの国際取引の9%、雇用(直接・間接)の10分の1を占めるほか、女性の労働力が全体の54%を担う成長産業だった。このため、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる危機から、素早くかつ持続可能な形で立ち直るプロセスが課題となっている。
- こうした課題意識からUNWTOはかねてよりGoogleと協働し、組織的な能力強化を図る“キャパシティ・ビルディング”(capacity building)のアプローチでアフリカ各国に支援を提供。アフリカ20カ国の観光機関に所属する研究者やマーケティングスタッフらを対象として、UNWTOが保有するデータセットやGoogleが開発した分析ツールの活用方法をレクチャーする研修プログラムを実施するなど取り組みを進めていた。
詳細
UNWTO and Google Partner to Guide Restart of African Tourism
https://www.unwto.org/news/unwto-and-google-partner-to-guide-restart-of-african-tourism
UNWTO and Google Host First Tourism Acceleration Program in Sub-Saharan Africa
Cover Photo by sutirta budiman on Unsplash