イギリス、コロナ禍で高騰する住宅需要 提示価格は昨年比5.5%アップ
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- イギリスの住宅市場に関する調査で、10月の住宅価格が過去4年間で最も高騰し、ロックダウン以降、消費者はより大きな住宅の購入を望む傾向にあることが明らかになった。
- 不動産会社 Rightmove のウェブサイトでは、住宅の提示価格が昨年10月から5.5%アップした。提示価格を平均すると、過去最高額の323.530イギリスポンド(約4,400万円)にまで達する。さらに今年9月・10月だけでも、1.1%上昇した。
この数字を受け Rightmove社 は、価格判断のために用いる年間成長率が、今年の年末には7%程度まで上昇しピークに達すると予測している。 - また住宅市場に関するその他の調査でも、似たような予測がたてられた。ロックダウンや固定資産税の一次的な引き下げに伴い抑えられていた住宅需要の反動や、より大きな住宅が求められる傾向から、今後市場が膨らむと考えられている。
- ただし、感染第二波の到来や政府による企業支援の緩和などが相まって、来年の住宅市場の見通しは厳しいものが考えられており、今年残りの数か月では失業率が急上昇するだろうと指摘されている。