R/UDOによる、ジャカルタの計画外居住地における排水インフラの改善プロジェクト
- r/urban design office (R/UDO) によるインドネシア・ジャカルタでのプロジェクトが、ミラノ・北京・ニューヨークを拠点にデザイン関連のニュースを取りまとめるサイト「designboom」で紹介されている。
- R/DUOによるmegacity< 1プロジェクトでは、自然光と換気の環境改善のために住宅プロトタイプがデザインされ、今回の2つ目のプロジェクトでは、インフォーマルな居住地における主要な課題の一つである、排水インフラの改善に携わっている。
- 一つ目のプロジェクトと同様の手法で、常設のスケルトンと二次的でフレキシブルな外皮が組み合わせられ、今回のプロジェクトでも、既存のMCK(現地の水回り設備:M=mandi(bath), C=cudi(washing), K=kukas(toilet))のリノベーション・拡張が進められた。
- 既存MCKのリノベーション・拡張によって、室内へ換気や日差しだけを取り込むだけではなく、新設の汚水浄化槽へと繋がる排水インフラの一部としても、「環境ボイド」を利用している。また、いずれ設けられる下水道につながりやすいよう、近隣住居の排水もこの汚水浄化槽へと繋がっている。
- 既存の建物は、平屋のコミュニティオフィスとMCKで成り立っている。今回のプロジェクトでは、1階にコミュニティ運営のレンタルスペースがある、2階建ての建物が提案された。さらに、賃貸料で建設費と運営費を賄うという、運営スキームも検討されている。
- 一つ目のプロジェクトの住居プロトタイプと同様、スケルトンのフレームはコンクリート製で、屋根は鉄骨造でつくられている。柱梁はすべて、地域住民たちが簡単に建設できるように、手作業で運べるCチャンネルの組み合わせで組み立てられた。
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R/UDO improves the drainage infrastructure of an unplanned settlement in jakarta
2020/04/29/designboom
R/UDO improves the drainage infrastructure of an unplanned settlement in jakarta