『パブリックライフ』で詳述の「池袋リビングループ」がグッドデザイン賞2024の「グッドデザイン・ベスト100」「グッドフォーカス賞」(日本商工会議所会頭賞)をW受賞

「IKEBUKURO LIVING LOOP|池袋リビングループ」が、2024年グッドデザイン賞において、「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれました。また【地域社会の持続的発展や経済の活性化に特に寄与するデザイン】として、審査員特別賞の「グッドフォーカス賞[地域社会デザイン](日本商工会議所会頭賞)」 をW受賞しました。

池袋リビングループの8年間の活動については、2024年4月出版の書籍『パブリックライフ:人とまちが育つ共同住宅・飲食店・公園・ストリート』(青木純・馬場未織著)でも詳しく紹介されています。

詳細

https://www.g-mark.org/gallery/winners/26336?companies=a08d7281-019c-4f5c-bf48-149dd3075d05&years=2024

■審査委員による「評価コメント」

8年間にわたり、小さな社会実験や取り組みを繰り返し、人の往来が少なかった通りが、人々の居心地や使い方の可能性を引き出すパブリックスペースに育っているプロセスのデザインが素晴らしい。行政や警察、保健所と繰り返し協議し、できることを増やしていくアジャイル的なデザイン戦略はまちのアップデートに素晴らしい貢献をしている。道路整備で照明や植栽やベンチや給排水設備等を新設し、それにより、具体的に日常の居心地をリビングのように感じられる計画になってきている。この取り組み自体が、日本のストリートの価値やポテンシャルを引き上げていると感じる優れた実践。

■IKEBUKURO LIVING LOOP│池袋リビングループとは

未活用のストリートを「まちのリビング」と捉え直し、新しい日常の風景を実験的につくり出し検証を重ねることで、ハード整備やコミュニティ醸成へとつなげていく活動のデザイン。そのプロセスに地域住民や地元企業等様々な立場の人が関わり、参画していくことでコミュニケーションとチャレンジが生まれるストリートへと転換している。

〈デザインのポイント〉
  1. 関係性が希薄な都市部で地元の大企業や個人、行政が横断的かつフラットにネイバーフッドコミュニティを形成
  2. 自分たちがまちを変えていけるというシビックプライドを醸成し、共創が生まれる仕掛けづくり
  3. ストリートの活用実験により段階的な規制緩和や再整備へ繋げ、その先の活用にもコミット

関連URL

https://ikebukuropark.com/livingloop/
https://www.instagram.com/ikebukuro.living.loop/