ヘルシンキ市内の石炭発電所を大規模な芸術拠点施設に改装 向こう10年の文化政策をまとめた“Art and Culture in Helsinki 2030”で計画が明らかに
- フィンランドの首都・ヘルシンキ市当局が、向こう10年間の芸術・文化政策ビジョンをまとめた文書 “Art and Culture in Helsinki 2030” を発表した。
- このなかで、港湾部の工業地帯に建つ「ハナザーリ発電所」(Hanasaari power plant)を、“文化・科学技術・持続可能な発展のための中心施設に転用する”計画が盛り込まれている。
- ハナザーリ発電所は、1960~70年代にかけて稼働を開始した2つの棟(A棟・B棟)からなる石炭発電所。A棟は2000年に閉鎖されており、B棟もバイオマス発電への転換を念頭に2024年までに閉鎖されることが決まっている。
- 同発電所に近い元工業地区(Suvilahti)にある旧ガス工場は、かねてからヘルシンキ美術館の移転先として検討されており、今回の計画はその構想とも連動しているとみられる。
詳細
Art and Culturein Helsinki 2030
https://www.hel.fi/static/liitteet-2019/KuVa/julkaisut/Art-and-Culture-in-Helsinki-2030.pdf
The next Tate Modern? Helsinki power plant to become vast new arts hub under city masterplan
https://www.theartnewspaper.com/news/power-plant-in-helsinki-to-become-vast-new-arts-hub