NY界隈に新鮮な食料を供給する垂直なストリート農園 都市農業促進をねらいノルウェーのイノベーション組織が開発
- 都市における食料供給問題を改善するべく、都市農園のための地域密着のモジュール型システム「Glasir」がイノベーション組織・Framlabにより開発された。
- Andreas Tjeldflaatによって設立されたFramlabは、ノルウェーの都市・ベルゲンとアメリカ・ニューヨークを拠点にするイノベーション組織である。
今回の「Glasir」プロジェクトでは、歴史的・文化的・経済的に極めて意義のある「木」と、「モジュール」という順応な方式にフォーカスし、垂直にのびる農園という、生産量向上のためのダイナミックな枠組みを検討している。 - このシステムは10個のモジュール(5つの成長モジュール、3つの生産モジュール、2つの入手モジュール)で構成され、標準化されたインターフェースを通してモジュール同士が接続でき、無数の組み合わせが作成できる。
さらに、このシステムの頭脳を司るAIによって、ツリーの構造内や隣接するツリー間における生産モジュールの成長・分散を、ツリー自身が最適化することができる。 - この構造物は、「通常の」木がすでに植えられている場所であれば、都市のどこにでも設置できる。
また、生産モジュールを高度化・分布することで、都市景観を向上しながら、野菜や緑地の地場生産をかなえる。 - Framlabは、今回のプロジェクトに「自然とそのコミュニティの間の共生関係を確立するために適合された、一連のテクノロジーを組み込むこと」を意味する名称「Glasir(きらめく、の意)」を採用した。
- モジュール方式と成長システムを組み合わせることで、Glasirは、近隣地域に手頃な地元農産物を一年中提供できる、自己調整式の垂直の農業構造物を提供している。
Vertical Street Farms Provide Fresh Food for New York Neighbourhoods
2020/04/30/POP UP CITY