全米都市交通担当官協会が道路管理者向けのコロナ禍復旧ガイドラインを更新 路上での抗議活動への対応に関する項目などを追加
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- 全米都市交通担当官協会(NACTO)は16日、道路管理者向けに作成・公開している、コロナ禍からの復旧にあたってのガイドライン資料 “Streets for Pandemic Response and Recovery“ を更新した。
- 新たに追加されたのは、路上での抗議活動への対応に関する項目。政策、デザイン、マネジメントの3つの視点から、様々なアクションプランがまとめられている。
資料冒頭には「基本的な人権のもとで、デモ行進や抗議活動のために公共空間を安全に利用できるよう、手助けをしよう」とあるほか、政策面のアクションプランの筆頭には、「たとえ感染症の蔓延下であっても、公共の広場や道路が、抗議活動やデモ行進の場として適切な役割を担っていることを再確認しよう」と記されている。 - NACTOのウェブサイトではこのほか、路面の屋外飲食スペースや路上マーケットなど、さまざまな局面に対応するためのガイドラインが全部で8種類公開されている(2020年6月19日現在)。
- Lanes for Biking & Rolling(自転車道の整備に関すること)
- Sidewalk Extensions(歩道の拡幅に関すること)
- Transit Lanes(公共バスの走行帯や停留所に関すること)
- Slow Streets(自動車の走行規制をかけた道路に関すること)
- Pick-Up & Delivery Zones(運送業者等の臨時駐車スペースに関すること)
- Outdoor Dining(路面の屋外飲食スペースに関すること)
- Markets(路上マーケットに関すること)
- Streets for Protest(抗議活動に関すること)