国土交通省 荒川下流のGISオープンデータ等を提供するポータルサイト開設 空撮画像や3D河川モデルなどのAPIも公開

国土交通省 関東地方整備局の荒川下流河川事務所が、社会的・経済的なニーズの高い防災データ等を提供しようと、「荒川下流GISオープンデータポータル」を開設した。

3月29日に公開されたこのポータルサイトでは、GIS(地理情報システム)ソフトウェアなどで活用が可能な、以下のデータ類が提供されている。

  • オープンデータ:GeoJson形式やCSV形式等でダウンロード可能
    • 距離標測量成果
    • 河川管内図の名称ラベル
    • 水位観測所位置
    • 雨量観測所位置
    • ライブカメラ位置
    • 令和4年度の重要水防箇所
  • 荒川下流域の地形モデル:荒川下流域の地形の起伏を表現したデータをTIF形式やFBX形式でダウンロード可能
  • Web APIのURL:GISソフトと連携可能な空撮画像や3D河川モデルなどのAPIのURL
    • 空撮画像(平常時、平成31年4月撮影)
    • 空撮画像(非常時、令和元年10月撮影)
    • 3D河川モデル(水深段彩図、令和元年測量)
    • 3D河川モデル(段彩図、令和元年測量)
    • 2D洪水浸水想定区域図(荒川下流域)(想定最大規模 最大浸水深)
    • 2D洪水浸水想定区域図(荒川下流域)(計画規模 最大浸水深)
    • 2D洪水浸水想定区域図(荒川流域)(想定最大規模 浸水継続時間)

このほか、「荒川3D洪水浸水想定区域図」「荒川下流ゴミMAP」など同事務所で公開している地図アプリのリンクも集約されている。

荒川下流河川事務所は、データの3次元化により業務の効率化を促す「DXの推進」、水辺をはじめとするグリーンインフラを通じて新しいパートナーシップを構築する「荒川下流グリーンインフラの展開(ミズベ・グリーンコミュニティ)」、持続可能な川づくり・まちづくり・ひとづくりの取り組みを推進する「SDGs達成への貢献」の3つを柱とする運営方針を掲げており、今回のサイト開設にあたり、「GIS へのご利用や地理総合、防災学習 などにご活用ください」と呼び掛けている。

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Cover Image: 荒川下流GISオープンデータポータル