取得後3年以内の改修条件に空き家を保証金なしで1ユーロから販売 移住促進策の一環として南イタリアの町が実施

  • イタリア南部に位置する人口約1700人の町ラウレンツァーナが、空き家となった歴史的な古民家を1ユーロで販売する取り組みを2月からスタートしている。
  • 移住者に向けて歴史的な民家や古屋を安価で提供する試みは、すでにシチリア島などイタリアの地方部で実施されているが、一般的には購入にあたって取得費用のほかに2,000ユーロ(約26万円)~5,000ユーロ(約65万円)のデポジット(改修が完了すれば返却される保証金)を同時に求めるケースがほとんど。
    しかし、ラウレンツァーナはこの保証金を求めないスキームで実施。取得した物件のリノベーションに関しては、他の地域と同様に購入者の責任として求めており、3年以内に完了することを要件としている。
  • ラウレンツァーナの町長はCNNの取材に対し「長ったらしい手続きや厳しい条件を満たすことで足踏みすることなく、新たに町の一員となる人に夢の家を購入してもらいたかったのです」とコメント。一方で町としては、物件改修の進行状況などに注意深く気を配ることなど、購入者の「誠実さと責任」を頼みにしていると付け加えている。

詳細

Italian town sells €1 ‘dream’ homes with no deposit

https://www.independent.co.uk/travel/news-and-advice/italian-town-one-euro-homes-laurenzana-b1816452.html

Italian town sells €1 houses with no deposit required

https://edition.cnn.com/travel/article/italian-town-laurenzana-sells-1-houses/index.html