2022年第9回都市環境デザインセミナー「つみかさなるまちの記憶と記録〜“原爆スラムと呼ばれたまち”を読み解く〜」(2022/12/22|大阪・オンライン)

お願い

お申込時のご注意

  • 本セミナーはキャンセル不可です。
  • 主催者・主講演者の都合による中止の場合はご返金させていただきます。
    (ゲストの変更・ご欠席等の場合はセミナーを開催し、ご返金致しませんのでご了承ください。)
  • セミナーに関するお問い合わせは、前田裕資(maeda@mbox.kyoto-inet.or.jp、当日12時以降不可)にお願いします。

ZOOMでの参加について

  • 後日、ZOOMの記録を公開する可能性がございます。ご了承ください。
  • 主催者に起因する配信トラブルのため、中断のまま終了となった場合は、ご返金させていただきます。
  • 主催者に起因しないトラブルについては責を負いかねますのでご了承ください。

参加時のご注意

  • ZOOMの登録URLは、数日前までにご案内致します。ZOOMへの事前登録が必須です。
  • 必ず実名でご登録下さい。またZOOMの参加名も実名としてください。
    ※当日および録画公開にあたって匿名を希望の方は、ZOOM参加後お名前を変更ください。
  • ご参加登録のない方、お名前が確認できない方は退場いただきます。
  • マイクは必ず「切る(ミュート)」にしてください。ビデオも切ってくださるようお願いする場合があります。また、管理者が強制的に切る場合もございます。守れない場合は退場いただきます。
  • 録音、録画は講演の妨げとなり。また著作権法に違反しますのでお控えください。こうした行為が判明した場合は退場いただくと同時に、しかるべき対処を行います。

ZOOM参加の方もチャットでのご質問・ご意見は可能ですが、個々にお答えできない場合がございます。時間等に余裕があるときは音声やビデオでの質問、ご意見もお願いすることがあります。

以上よろしくお願い致します。

趣旨

都市やまちは、長い時間と人の営為により、歴史としてその土地にさまざまな記憶を積み重ねていきます。我々はそこから都市やまちの来し方を学び、生活の営みが今に繋がっていることを感じ取ります。

とりわけ広島は、人類史上初の原爆により、まちと人が焼き尽くされました。その後の壊滅的な廃墟の上にも、立ち上がった人たちによる悲惨さの伝承と共に、まちの不断の営みが続きました。広島の戦災復興計画では、市の中心部「基町」が大きな役割を果しました。その片隅にこのまちはありました。基町のすき間に「不法占拠」により生まれ、スラムと呼ばれたまちの記録を読み解きながら、今に通ずるまちづくりの原点があったことをお伝えしたいと思います。

それは、土地の所有権あるいは敷地割から解放された「共有空間」、つまり「コモン」とも呼ばれる空間であり、同時に、「コモン」とは共有される土地やまちの記憶や歴史的断片でもありました。「コモン」は今も計画論、空間論として、まちづくりの主要なテーマとして大事に育まれることを待っています。

今回はすこし時間をタイムスリップして、もう一つの被爆直下で消滅したまちのことと共に、被爆後に生まれては30年後に消えた「原爆スラムと呼ばれたまち」の物語を、お話しできればと思います。

講師紹介

千葉桂司 (ちば けいじ)

1945年生まれ、広島県福山市出身。
日本住宅公団(現UR都市再生機構)・URサポート(現URリンケージ)を経て、現在、Kまち工房主宰。プランナー、博士(工学)、技術士。
公団で、まちなか住宅地開発、都市再開発、密集地区整備などの計画・空間・事業を担当。
現在、都心・船場のまちづくりを進める船場倶楽部を支援している。
著書に『原爆スラムと呼ばれたまち』(2021・あけび書房)、『都市再生・街づくり学』(2008・創元社)、『建築企画論』(1990・技報堂出版)ほか(いずれも共著)

質疑、意見交換

会場から、質問・情報提供などを受け付ける予定です。

主催

都市環境デザイン会議・関西ブロック