【受付終了】比較住宅都市研究会|東日本震災復興の光と影-大船渡市碁石復興、飯舘村除染限界と汚染土壌再利用問題(2019/12/6|東京)
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
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東日本大震災から8年半、原発事故による深刻な放射能汚染は継続し、汚染土壌処理、汚染山林対策は厳しい状況のままであり、事故原発処理の見通しも厳しいままである。除染したとはいえまだ汚染されている農地で、避難解除された農民は農業をせざるを得ず、除染した汚染土壌は地域内の農地造成で再利用するという国策が進められている。講演者は、震災前から飯舘村の住民参加で持続可能な村づくりを指導・支援してきた。震災後も放射能測定、土壌汚染測定、被災者、コミュニティの意識調査と支援策(2地域居住等)を提案し、村民達との調査・試験栽培、住宅汚染実態解明、ADR・裁判闘争等を専門的立場から支援してきた。更に、技術士会等からなる「災害復興まちづくり支援機構」と共同で、津波被災地の大船渡市碁石地区の復興再生、高所移転計画事業を震災直後から計画支援し、新しい住宅地づくり等の成果を出してきている。以上の東日本大震災の復興の光と影について報告し、議論する。
テーマ
東日本震災復興の光と影-大船渡市碁石復興、飯舘村除染限界と汚染土壌再利用問題
日時
2019-12-06 18:30~20:30
申込締め切り日
2019-12-05
会場
都立大学同窓会 八雲クラブ ニュー渋谷コーポラス10階 1001号室 渋谷区宇田川町12-3
講師
糸長浩司氏(日本大学特任教授、飯舘村放射能エコロジー研究会・共同世話人、大船渡市碁石地区復興
講師のプロフィール:
東京生まれ。日本大学生物資源科学部生物環境工学科特任教授、建築・地域共生デザイン研究室、工学博士、環境建築家、九州大学工学部建築学科卒業、東京工業大学大学院社会開発工学専攻博士課程修了、専攻は、環境建築学・都市農村計画・環境デザイン。社会活動として、NPO法人エコロジー・アーキスケープ(環境・建築・芸術・景色融合)理事長、飯舘村放射能エコロジー研究会共同世話人、環境デザイン雑誌『BIOCITY』監修人、長崎県対馬市域学連携委員会元委員長、丹沢大山自然再生委員会調査部会長。学会活動は、農村計画学会顧問(前副会長、大震災復興特別委員会前委員長)、日本建築学会地球環境委員会委員長、自然環境復元協会顧問、中国都市計画学会農村計画委員会顧問等。農村計画学会賞(業績)2013「エコロジカルな農村計画をめざす先駆的研究と実践」受賞。日本建築学会教育賞(2008)
「キャンパス・エコビレッジの創造のための農・環境・建築創造教育」受賞。25年近く原発事故被害地の飯舘村の村づくりを指導し、現在も、避難生活支援、復興支援活動を実施中。また、津波被災地の大船渡市碁石地区での復興支援研究を継続中、高所移転住宅計画等。