今日のGD|新刊発売!『世界のコンパクトシティ 都市を賢く縮退するしくみと効果』谷口守 編著ほか

『世界のコンパクトシティ 都市を賢く縮退するしくみと効果』谷口守 編著

世界で最も住みやすい都市に選ばれ続けるアムステルダム、コペンハーゲン、ベルリン、ストラスブール、ポートランド、トロント、メルボルン。7都市が実践する広域連携、公共交通整備、用途混合、拠点集約等、都市をコンパクトにするしくみと、エリア価値を高め経済発展を促す効果を解説。日本へのヒント、現地資料も充実。

体裁

四六・252頁・本体2700円+税
2019/12/25発売

はじめに/谷口守

都市の構造をコンパクトにすることにはさまざまなメリットがある。思いつくだけでも、生活利便性の確保、環境負荷の削減、社会基盤の有効活用、行政運営の効率化、地域活性化、健康まちづくりの促進、自然環境の保全、公共交通の経営基盤の改善、交通弱者への配慮といった項目を挙げることができ、一石八鳥とも九鳥とも言うことができる。特に、人口減少時代においては避けては通れない基本的なまちづくりのコンセプトとして期待されている。──(冒頭抜粋)

━編著者

○谷口守

筑波大学システム情報系社会工学域教授。1961年生まれ。京都大学工学部卒業。京都大学大学院工学研究科博士後期課程単位取得退学。カリフォルニア大学バークレイ校客員研究員、ノルウェー王立都市地域研究所文部省在外研究員、岡山大学環境理工学部教授などを経て、2009 年より現職。工学博士。専門は都市地域計画、交通計画、環境計画。著書に『入門 都市計画-都市の機能とまちづくりの考え方』(森北出版)など。

━著者

○片山健介

長崎大学総合生産科学域(環境科学系)准教授。1976年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京大学大学院工学系研究科助手・助教・特任講師を経て、2014年より現職。博士(工学)。専門は国土・地域計画。著書に『広域計画と地域の持続可能性』(共著、学芸出版社)、『都市・地域・環境概論』(共著、朝倉書店)、『都市・地域の持続可能性アセスメント』(共著、学芸出版社)など。

○斉田英子

中央大学法学部兼任講師。株式会社ヒンメル・コンサルティング顧問。1974年生まれ。奈良女子大学大学院博士課程修了。コペンハーゲン大学政治学研究科客員研究員、熊本県立大学環境共生学部准教授を経て、2019年より現職。学術博士。専門は都市居住政策。日本プロコーチ認定評議会アソシエートコーチ。国家資格キャリアコンサルタント。著書に『福祉国家デンマークのまちづくり-共同市民の生活空間』(共著、かもがわ出版)など。

○髙見淳史

東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻准教授。1972年生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了、博士課程中退。東京都立大学大学院工学研究科助手、東京大学大学院工学系研究科助教などを経て、2015 年より現職。博士(工学)。専門は都市交通計画、特に交通と土地利用の統合的計画。著書に『都市計画学-変化に対応するプランニング』(共著、学芸出版社)など。

○松中亮治

京都大学大学院工学研究科准教授。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。京都大学大学院工学研究科助手、岡山大学環境理工学部助教授などを経て、2008 年より現職。博士(工学)。専門は都市・地域計画、交通計画。著書に『都市アメニティの経済学』(共著、学芸出版社)、『図説 都市地域計画』(共著、丸善)、『TRANSPORT POLICY AND FUNDING』(共著、ELSEVIER)など。

○氏原岳人

岡山大学大学院環境生命科学研究科准教授。1981年生まれ。岡山大学大学院環境学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員(DC1)、ポートランド州立大学客員研究員などを経て、2016 年より現職。博士(環境学)。専門は都市・地域計画学。人口減少下の持続可能な都市構造やマネジメント手法について土地利用解析や交通行動分析を用いて研究している。

○藤井さやか

筑波大学システム情報系社会工学域准教授。1974年生まれ。筑波大学第三学群社会工学類卒業。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)、筑波大学大学院システム情報工学研究科講師、トロント大学スカボロ人文地理学科客員教員を経て、2012年より現職。博士(工学)。専門は都市計画、まちづくり、住環境整備。著書に『コミュニティ辞典』(共著、春風社)など。

○堤純

筑波大学生命環境系地球環境科学専攻教授。1969年生まれ。筑波大学大学院博士課程地球科学研究科中退。メルボルン大学およびモナシュ大学客員研究員、北海道大学助手、愛媛大学准教授、筑波大学准教授を経て、2019 年より現職。博士(理学)。専門は地理学。著書に『変貌する現代オーストラリアの都市社会』(筑波大学出版会)、『Urban Geography of Post-Growth Society』(東北大学出版会)など。

★ 関連書籍 ★

『デンマークのスマートシティ データを活用した人間中心の都市づくり』中島健祐 著

『ドイツのコンパクトシティはなぜ成功するのか 近距離移動が地方都市を活性化する』村上敦 著

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