古代ローマ帝国期の庭園をアーカイブするオープンアクセスな学術データベース β版のウェブサイトが公開
- 古代ローマ帝国時代につくられた庭園の情報をアーカイブするオープンアクセスのデータベースを、アメリカのコーネル大学の研究者らが立ち上げた。4月21日にβ版のウェブサイトが公開されている。
- “Gardens of the Roman Empire” と題されたこのプロジェクトは、ローマ帝国期のものであると証明されたすべての庭園を収録するオンライン学術データベースを構築しようとする取り組み。
- このほど公開されたβ版には、紀元前2世紀から紀元後4世紀までのローマ帝国における代表的な7つの地域・区域から、100箇所以上の庭園が掲載されている。
- 個々の庭園のページには、地域や所在地、年代、発掘時期といった情報に加え、詳細な説明とキーワード、参考文献が付されている。
データベースの掲載内容は、クリエイティブ・コモンズのCC BY-NC-SA 4.0(表示 – 非営利 – 継承 4.0 国際)ライセンスで利用可能。 - 今後、国際的な編纂チームで協働し、文学や碑文、考古学によって存在が証明されたすべての庭園1,000箇所以上の収録を目指しているという。
プロジェクト参画者の一人であるKaja J Tally-Schumacher博士(コーネル大学)のツイート
Super excited to announce the launch of the Gardens of the #Roman Empire open access database–the first complete online scholarly corpus of all the #gardens attested in the Roman Empire! More entries will be added in coming months! #gardens #Archaeology https://t.co/nm8ZYg37pP pic.twitter.com/rTF18CBika
— Kaja J Tally-Schumacher, PhD (@KajaJTS) April 21, 2021
詳細
GRE announces beta launch
https://roman-gardens.github.io/blog/01_20210421_beta_launch/