【受付終了】感染拡大から2年。これまでを振り返り、これからの介護を考えよう|KAIGO LEADERS FORUM 2022
主催 | KAIGO LEADERS |
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※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
- 日時:
①2月18日(金) 19:30〜21:30
②2月19日(土) 19:00〜21:30 - 会場:オンライン
- 参加費:
1日参加チケット(期間限定録画共有あり):1,500円
2日通し券(期間限定録画共有あり) :2,800円
※10〜20代の学生は無料 - 詳細・申込:
https://klforum2022.peatix.com/
「100年に1度の危機」とも言われる新型コロナウイルスは私たちの仕事・生活などさまざまなところに影響を及ぼし続け、早いもので2年が経とうとしています。
この2年間、リスクの高い高齢者と接するケアの現場では、感染対策の徹底が求められ、さまざまな制限を強いられる環境が続いてきました。この2年に渡り、ケアの現場を支える専門職1人ひとりの日々の努力の積み重ねで守られてきた命がたくさんあります。そして、命を守るだけでなく、制限がありながらも柔軟な発想で暮らしの彩りや笑顔を守り続けてきました。
一方で、ケアの現場では制限のルールは法人によって様々です。思うように介護ができないことへの戸惑いの声が聞こえてきたり、ケア職のメンタルヘルスの不調など深刻化した問題も出てきたのではないでしょうか。また、地域のつながりが失われ、孤立してしまう高齢者の問題も浮き彫りになりました。
猛威をふるう第6波収束後の社会で必要とされる介護職の姿とは。コロナウイルスと向き合うケアの現場の最前線に立つゲストと共に、これからの介護について考えていく時間を、2日間連続でお届けします。
プログラム
2/18(金) テーマ❶:介護の専門性とは何か。これから活躍する介護職に求められるスキルとは?
感染拡大当初は、感染症対策が最優先される中で、様々な制限を強いられ「昔の介護に戻ってしまった」などと危惧するような声もあがっていました。介護職は、感染症対策における新たな知識の習得はもちろん、ときには濃厚接触者や陽性者対応が求められることもありました。
1人ひとりに寄り添った暮らしを支える為には、人間誰しもに共通する体のしくみを理解し根拠に基づいたケアの実践が必要だと感じました。
コロナの感染拡大の終息が期待される今、改めて介護の専門性とは何なのか。そしてこれから活躍する介護職に求められるスキルやあり方について、厚生労働省の介護のしごと魅力発信等事業で「科学的介護論」について講師を務める、社会福祉法人福祉楽団理事長の飯田大輔さんをお迎えし、学んでいきたいと思います。
ゲスト
社会福祉法人福祉楽団 理事長 飯田大輔さん
2/19(土) テーマ❷:孤立解消のキーは社会的処方!今、ケア職に求められる支援とは?
新型コロナウイルスは、人々に多くの自粛を求めました。その結果、一人暮らしの高齢者は家にひきこもり、週に1回も誰とも交流がない「社会的孤立」という問題を引き起こします。
高齢者の社会的孤立は、転倒・骨折リスクの増加や、認知機能の低下を引き起こしやすくなるといったデータもあり、ケアの現場では、感染予防をしながらもQOLの低下を防がなければいけないといった、相反する対応が求められます。
そこで注目されているのが、人とのつながりを取り戻し、健康を回復させる試み「社会的処方」。
コロナ禍でどのように社会的処方を活用し、つながりを育んでいくのか。
社会的処方を研究し実践する西先生と、高齢者と若者をつなげるまちづくりに取り組む濱野さんにお話を伺います。
ゲスト
- 川崎市立井田病院 緩和ケア内科医 西智弘さん
- 一般社団法人えんがお 代表理事 濱野将行さん
2/19(土) テーマ❸:感染拡大から2年。これまでを振り返り、これからの介護を考えよう
第6波が猛威を振るう中、新型コロナウイルスはどのように推移し、社会へ影響を及ぼしていくのでしょうか。
ケアの現場における工夫や対策、私たちが心構えや持っておくべき視点を、感染症内科の高山先生に伺います。
また、コロナ禍での介護福祉現場と地域における取組みを収集・整理してきた堀田先生からは、ひとまちラボに蓄積された知見等をもとにお話し頂きます。
ゲスト
- 沖縄県立中部病院 感染症内科 高山義浩さん
- 慶應義塾大学大学院教授 堀田聰子さん
ゲスト
飯田大輔
社会福祉法人福祉楽団理事長 株式会社恋する豚研究所 代表取締役
1978年千葉県生まれ。東京農業大学農学部卒業。日本社会事業学校研究科修了。千葉大学看護学部中途退学。千葉大学大学院人文社会科学研究科博士前期課程修了(学術)。
2001年、社会福祉法人福祉楽団を設立。特別養護老人ホーム等の相談員や施設長などを経て、現在、理事長。
2012年、障害のある人にきちんとした仕事をつくるため株式会社恋する豚研究所設立、現在、代表取締役。京都大学こころの未来研究センター連携研究員、東京藝術大学非常勤講師。
主な論文に「クリエイティブなケア実践の時代へ 『ケアの六次産業化』という視点」(週刊社会保障第2782号)。
介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士。
西智弘
川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター 腫瘍内科/ 緩和ケア内科医長
一般社団法人プラスケア代表理事
2005年北海道大学卒。室蘭日鋼記念病院で家庭医療を中心に初期研修後、2007年から川崎市立井田病院で総合内科/緩和ケアを研修。その後2009年から栃木県立がんセンターにて腫瘍内科を研修。2012年から現職。現在は抗がん剤治療を中心に、緩和ケアチームや在宅診療にも関わる。また一方で、一般社団法人プラスケアを2017年に立ち上げ代表理事に就任。「暮らしの保健室」「社会的処方研究所」の運営を中心に、地域での活動に取り組む。
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医。
著書に『がんを抱えて、自分らしく生きたい〜がんと共に生きた人が緩和ケア医に伝えた10の言葉(PHP研究所)』『社会的処方 孤立という病を地域のつながりで治す方法(学芸出版2020年)』などがある。
濱野将行
一般社団法人えんがお 代表理事
栃木県矢板市出身、作業療法士。大学卒業後、老人保健施設で勤務しながら「学生と地域高齢者のつながる場作り」を仕事と両立する中で、地域の高齢者の孤立という現実に直面。根本的な解決に届く地域の仕組みを作るため、2017年5月「一般社団法人えんがお」を設立し、作業療法士の視点を活かしながら、高齢者と若者をつなげるまちづくりに取り組む。
現在、年間延1000人以上の若者を巻き込みながら、徒歩2分圏内に6軒の空き家を活用し、高齢者サロンや子どもむけスペース、地域食堂・シェアハウス・障害者向けグループホームなどを運営。子供から高齢者まで、そして障がいの有無に関わらずすべての人が日常的に関われる「ごちゃまぜの地域づくり」を行っている。好きなものはビールとアウトドア。
その他、大田原市第一層協議体委員、生涯活躍のまち推進協議会委員、栃木県協働アドバイザー、認定NPO法人宇都宮まちづくり市民工房理事など。
受賞歴 :ビジネスアイディアコンテスト「iDEA NEXT」第5回「グランプリ」。
第2回次世代の力大賞「大賞」
第10回地域再生大賞「関東甲信越ブロック賞」
高山義浩
沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科 副部長
沖縄県 政策参与
厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部 参与
日本医師会総合政策研究機構 客員研究員
堀田聰子
慶應義塾大学大学院教授(認知症未来共創ハブ リーダー)
厚生労働省 社会保障審議会・介護給付費分科会及び福祉部会 委員
人とまちづくり研究所 代表理事 日本医療政策機構 理事 等
博士(国際公共政策) 訪問介護員