【受付終了】比較住宅都市研究会|筑波研究学園都市の公務員宿舎廃止地区の規制誘導と公園一体型再整備の現状

主催 比較住宅都市研究会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

報告者

藤井さやか氏(筑波大学システム情報系社会工学域・准教授)

要旨

1980年の筑波研究学園都市概成から40年余りが経過し、つくばのまちは大きな転換期を迎えている。2005年のつくばエクスプレス開業、2011年の公務員宿舎一斉廃止計画公表とその後の宿舎廃止、2018年のクレオ閉店で学園都市建設時に開発された新住宅市街地開発事業地区の再整備が進んでいる。宿舎地区の住宅開発と並行して、2021年にクレオがリニューアル、今月はつくばセンタービルがリニューアルオープンし、まちが大きく変化している。本報告では、近年のつくばのまちの変化を紹介した後、宿舎廃止地区及びURが売却した事業用地の開発実態と宿舎地区で策定されている地区計画の規制誘導効果を検証する。また学園都市の特徴的な景観資源である街区公園やペデストリアンの老朽化が進む中、宿舎跡地のマンション開発と一体的に再整備された街区公園(竹園西広場公園、昨年本研究会で中津氏から報告)の利用実態や地域を巻き込んだ維持管理活動の事例を取り上げ、転換期にある学園都市の今後のまちづくりのあり方を考える。