【受付終了】ゲスト:中島直人さん|参画する都市vol.5

主催 Scene
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
「アーバニスト」試論:「参画する都市」の都市計画家像について

都市はいつの時代も人々が生み出すもの、つまり「つくりだすもの」である。しかし、一方で、社会の成熟に連れて、都市はますます「生きるもの」となっていく。この成熟社会において、都市における豊かな生き方の探究は、従来のまちづくりの専門家と呼ばれる人たちの取り組みや行政サービスとしての諸制度、あるいは大規模民間資本による都市開発事業というよりは、多様な価値を体現する一人一人の実践とそれに対する共感の連鎖が担っている。「生きるもの」として都市において豊かさを生み出し続ける寛容な実践者たちを「アーバニスト」と呼んでみたい。それは、従来、つくる側にいた専門家(プランナー)と生きる側にいた生活者(ユーザー)の両方を結びつける、両者を融合させた領域で、都市を使いこなし、価値を生み出す実践者たちである。そして、「つくる」と「生きる」を一体とみなす「アーバニズム」というこれからの時代の都市知の所有者である。今回のレクチャーでは、都市計画家像の史的変遷をふまえたうえで、「アーバニズム」を補助線とした「アーバニスト」像について、テクノロジーも意識しながら、試論を述べてみたいと思う。

概要

  • 日時:2020年10月25日 08:00 PM
  • 場所:オンライン

概要はこちら

 

記事をシェアする

学芸出版社では正社員を募集しています
学芸出版社 正社員募集のお知らせ