【受付終了】比較住宅都市研究会| 韓国の簡易宿泊所密集地域での住民自治組織の実践について

主催 比較住宅都市研究会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2023年3月22日(水)18時30分~20時30分
  • 会場:ネット開催
    webexによるウェブ会議で開催します。参加希望者は、前日までにメールで所属と名前、ネット参加希望とご連絡ください。peatixのシステムによる支払方法をメールにて送信します。
  • 参加費:600円
  • 詳細・申込:
    http://home.g08.itscom.net/ebizuka

内容

報告者

松下茉那氏(神戸大学国際協力研究科博士後期課程)

要旨

韓国では、数多くの高層マンションが立ち並ぶなか、チョッパンと呼ばれる狭小で住環境が整備されていない劣悪な住まいに住んでいる人々がいる。特に、都心部においては、チョッパンが密集している地域があり、通称チョッパン密集地域と呼ばれている。政府と専門家たちは、チョッパン居住者に対して物理的な支援のみならず情緒的な支援の必要性を認識しているものの、政府主導ではなかなかうまくいっていない。

一方、ソウルにある5つのチョッパン密集地域のうち2つの地域では、チョッパンに居住する住民たちで構成されている住民自治組織がある。

そこでは、住民による運営が行われ住民同士の共同体づくりを実践している。本報告では、この2つの地域で行われている住民組織に着目し、組織の形成過程、運営方法、活動実践について紹介する。そして、居住貧困層の住民が主体的に住民組織を運営していく過程と要素を明らかにする。

講師のプロフィール

神戸大学国際協力研究科博士後期課程在学中。韓国、高麗大学国際大学院留学(2023年4月から9月)。神戸市職員。大阪公立大学都市科学防災研究センター特別研究員。