【受付終了】いしかわ・かなざわから発信する生物多様性10年のあゆみ|国連生物多様性の10年記念シンポジウム
主催 | 国連大学 サステイナビリティ高等研究所 いしかわ・かなざわオペレーティン グ・ユニット |
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※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
2010年に愛知県で開催された生物多様性第10回締約国会合では、生物多様性を守 っていくための20のターゲットからなる愛知目標が採択されました。そして2011〜2020年を「国連生物多様性の10年(United Nations Decade on Biodiversity)」と定めて、国際社会や地域社会が協力し、この愛知目標の達成を目指してきました。 国連大学 サステイナビリティ高等研究所 いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニットは、石川、金沢のパートナーと共に地域の取り組みと国際社会をつなぎながら愛知目標の達成に向け生物多様性の主流化を推進し実現してきました。
2020年はこの10年の節目の年であり、国際生物多様性の日である5月22日を記念し、国連生物多様性の10年のキックオフシンポジウムが開催された石川の10年の活動を総括し、次の10年に向け、生物多様性とどのように向き合い持続可能な地域を作っていくか を考えます。
なお、このイベントは国連生物多様性の10年日本委員会「せいかリレーイベント」として開催します。
概要
- 日時: 2020年5月16日(土) 13:30~15:45
- 場所 : オンライン(要登録)
プログラム
- 13:30 開会
- 13:35 開会のご挨拶
環境省、石川県、金沢市 - 13:45 基調講演「 生物多様性の10年—これまでの10年これからの10年—」
武内和彦(公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)理事長) - 14:15-14:30 地域の事例紹介 – 石川県七尾市能登島から
小山明子(国連大学 IAS OUIK 研究員) - 14:30-14:45 ビジネスセクターからこの 10 年を振り返る
藤田香(日経BP 日経ESGシニアエディター/日経ESG 経営フォーラムプロデューサー) - 14:45-15:40 パネルセッション「この10年を振り返り、今後の10年について語る」
パネリスト: 藤田香(日経BP 日経ESGシニアエディター/日経ESG 経営フォーラムプロデューサー)、道家哲平(IUCN-J 事務局長)、鳥居敏男(環境省 自然環境局長) 、イヴォーン・ユー(国連大学 IAS OUIK 研究員)
モデレーター: 渡辺綱男(国連大学 IAS OUIK 所長) - 15:40- 15:45 閉会のご挨拶
中村浩二(石川県立自然史資料館 館長)
スピーカー
武内 和彦
公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)理事長
国連大学上級客員教授
東京大学未来ビジョン研究センター特任教授
1951年和歌山生まれ。74年東大理卒、76年同農院修士修了、農学博士。東大アジア生物資源環境研究センター教授等を経て、97~2012年同院農学生命科学研究科教授。08~16年、国連大学副学長/上級副学長。12~19年~東大サステイナビリティ学連携研究機構長・教授/特任教授。16年~国連大学サステイナビリティ高等研究所上級客員教授。17年~地球環境戦略研究機関理事長。19年~東大未来ビジョン研究センター特任教授。中央環境審議会会長、日本学術会議副会長、Sustainability Science誌編集長等を兼務。17年、日本農学賞・読売農学賞、Otto Soemarwoto Award、19年、市村賞地球環境学術賞貢献賞を受賞。
小山 明子
国連大学サステイナビリティ高等研究所
いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット 研究員
英国インペリアル・カレッジ・ロンドン 保全科学修士課程を修了し、環境コンサルタント会社や小笠原の自然保護員の経験を経て、フリーランスで翻訳業務などに携わる。 その後、石川県に拠点を移し、国連大学の調査研究を業務委託で支援し、金沢大学の里山里海マイスター育成プログラムの業務にも従事していた。現在はOUIKの能登の生物文化多様性や世界農業遺産(GIAHS)関連業務に研究員として携わっており、連携研究員として珠洲市の能登SDGsラボの取組も支援している。
藤田 香
日経BP 日経ESG シニアエディター&日経ESG経営フォーラムプロデューサー
富山県魚津市生まれ。東京大学理学部物理学科卒。日経BPに入社し、「日経エレクトロニクス」記者、「ナショナルジオグラフィック日本版」副編集長、「日経エコロジー」編集委員などを経て、現職。生物多様性や自然資本、持続可能な調達、ビジネスと人権、ESG投資、SDGs、地方創生などを追っている。著書に『SDGsとESG時代の生物多様性・自然資本経営』など。 環境省 SDGsステークホルダーズ会合構成員、環境省 環境産業市場規模検討会委員、環境省 地域循環共生圏の創造に向けたパートナーシップのあり方検討会委員の他、聖心女子大学非常勤講師、富山大学客員教授などを務める。
道家 哲平
国際自然保護連合(IUCN)日本委員会事務局長
1980年東京生まれ。千葉大学大学院修士課程修了・人文科学(哲学)専攻。 IUCN(国際自然保護連合)日本委員会の事務局担当として、国際的な情報収集・分析を行い、日本の生物多様性保全の底上げに取り組んでいる。2010年愛知県で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)においては、CBD市民ネットの東京事務局コーディネータとしてNGOグループの全体運営に関わった。現在は、愛知ターゲットの達成成果を、企業や団体、自治体など多分野でのネットワーク化を行いながら、地域や企業の生物多様性戦略、「にじゅうまるプロジェクト」、UNDB-Jなどの生物多様性保全事業を推進している。
鳥居 敏男
環境省 自然環境局長
京都大学農学部林学科を卒業後、1984年環境庁(当時)入庁。富士箱根伊豆、上信越高原、瀬戸内海等の国立公園管理事務所で勤務。2009年からは生物多様性地球戦略企画室長として2010年に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議の成功に尽力。2011年からは東日本大震災後の東北地方環境事務所長を務め、その後、自然環境局自然環境計画課長、大臣官房会計課長、大臣官房審議官等を経て2019年7月から現職。
渡辺 綱男
国連大学サステイナビリティ高等研究所
いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット 所長
1978年東京大学農学部を卒業し環境庁(当時)入庁。
自然環境計画課長、自然環境担当審議官を経て2011年1月より自然環境局長。2010年10月に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の準備事務局長を務める。
2012年10月より自然環境研究センター上級研究員、2014年1月より現職。